エル・クラシコ
読み : エル・クラシコ
エル・クラシコはスペインリーグ”リーガ・エスパニョーラ”において、FCバルセロナとレアル・マドリードの対戦を意味する。”リーガ・エスパニョーラ”において、スペイン3大名門クラブであり著名選手の多い両チームの一戦は世界的にも注目される。
「El」は英語の「The」にあたり、「Clásico」は「Classic」を意味する。
FCバルセロナ、レアル・マドリードのチーム間での移籍はタブーとされており、移籍した選手はファンから激しい反発に遭う。ポルトガルのルイス・フィーゴがバルセロナからレアルに移籍した時はフィーゴが経営する日本レストランが破壊されるなど、激しい反発に遭った。
エル・クラシコの由来・意味
エル・クラシコはスペイン語で「伝統の一戦」を意味するのだが、そう呼ばれているのには歴史的な由来がある。
スペインの独裁者フランシスコ・フランコ政権時代、バルセロナのあるカタルーニャ地方で話される言語・カタルーニャ語が弾圧により使用が禁止されていた。しかし、FCバルセロナのホームスタジアム「カンプ・ノウ」だけはカタルーニャ語を話すことが許されており、カタルーニャの人々にとって唯一カタルーニャ語を話せる場所であり、弾圧に抵抗することができた場所であった。
そういった歴史的背景から、首都マドリードに本拠地を置くレアル・マドリードに対して対抗心があり、昔から強いライバル意識を持っていた。
エル・クラシコにはこうした歴史があり、強いライバル意識があるため両チーム間での移籍が難しいと言われている。