感動した!!
読み : カンドウシタ
「感動した!!」はその言葉通り、感動した時に用いられる。
ごく一般的な言葉だが、特に力強く言い放つ場合には下記の元ネタのマネをしている可能性がある。
感動した!!の元ネタ
これは2001年、当時の総理大臣である小泉純一郎の言葉。
この年の大相撲5月場所、初日から13連勝していた横綱貴乃花は14日目の武双山戦で半月板損傷の大怪我をしてしまう。通常なら休場するほどの大怪我であったが残りあと一日であり、優勝もかかっていたため貴乃花は強行出場。
千秋楽の武蔵丸戦では敗れるも13勝2敗で並び優勝決定戦に。本割の一番が明らかに怪我の影響でまともに相撲をとれていなかったため誰もが武蔵丸の優勝を確信した。しかし優勝決定戦では気迫の相撲を取り武蔵丸を下し幕内優勝を決める。
優勝力士には土俵で様々な表彰がされるが、その一つとして総理大臣賞があり、その表彰のために土俵に上がったのが当時の総理大臣である小泉純一郎。表彰状を手渡す前に言ったのが「痛みに耐えてよく頑張った、感動した!おめでとう!」である。
この貴乃花と武蔵丸の取り組みは相撲史に残る一番とされており、それと併せて印象深いワンシーンであった。小泉純一郎は2001年に「聖域なき構造改革」などを含む「小泉語録」として流行語大賞を受賞している。
何か痛いことを我慢しながら頑張った際に「痛みに耐えてよく頑張った、感動した」と自画自賛するように用いられることもある。