からくりドーム
読み : カラクリドーム
「からくりドーム」は東京ドームの蔑称。単に「からくり」とも。
主に東京ドームにおいてホームの巨人に優位に働く何かがあった際に使われる言葉。また、他の球場との比較の際にも用いられる。
からくりドームの由来・意味
東京ドームが「からくり」と言われるのは、他のドーム球場とは違いホームランが出やすいというところに由来している。
特に巨人の攻撃時には空調を操作して追い風が送られているのではないか、逆に守備時には逆風が吹いているのではないかという噂まであり、球場に設置されたからくりを駆使して巨人は戦っていると揶揄されている。空調を操作する「空調係」がいるともされており、巨人の相手チームにホームランが出ると空調係がサボっている、操作を間違えたなどと言われる。
実際には空調を操作しているなどということはなく、東京ドームが菱型の形状となっており右中間、左中間が極端に狭いことからその部分でホームランが出やすいのである。基本的には皆そのことをわかっていてあえて「からくりドーム」とネタにしている。ドームの気圧によってホームランが出やすいという説もあるが、これは誤りであり気圧が影響しているとするならば逆に飛びにくくなるはずである。
他の球場でフェンス手前の外野フライが打ち上げられた場合は、東京ドームならホームランになっていたという意味で「からくりなら」と書き込まれることが多い。また、東京ドームでのホームランのことを「ドームラン」「からくりムラン」と呼び、他の球場ではホームランが打てないがからくりドームならホームランを量産する選手のことを「ドームランアーティスト」と呼ぶ。