Kei Igawa 2.0
読み : ケイイガワニーテンレイ
Kei Igawa 2.0とは 由来・意味
「Kei Igawa 2.0」とは、メジャーリーガー田中将大のことを指す言葉。
2013年オフ、楽天イーグルスからポスティングでメジャー移籍を果たした田中将大。その移籍先はニューヨークヤンキースとなった。
そして迎えた2014年開幕、初登板となった4月4日のブルージェイズ戦に先発した田中将大だったが、先頭バッターにいきなりホームランを浴び、2回にもタイムリーなどで2失点。デビュー戦からいきなり2回で3失点してしまう。
田中将大というと楽天イーグルス最後の年に24連勝を記録し、日本の野球ファンはもちろんニューヨークのヤンキースファンからも大きな期待をされ移籍した選手。ポスティングでは高額な移籍金が支払われているため、ファンとしても活躍してくれないと困るというわけである。
そんな田中がデビュー戦からいきなり失点をしたわけであるが、ここでニューヨークのヤンキースファンの脳裏に蘇ったのがかつて阪神タイガースからヤンキースへと移籍した「Kei Igawa」こと井川慶であった。
井川は2006年オフ、当時のポスティング制度で約30億円という移籍金をヤンキースが支払って獲得した選手。
阪神タイガースのエースとして活躍していた井川に大きな期待がかけられていたわけだが、残念ながら井川は一年目はメジャーで2勝3敗、二年目はメジャーではわずか2度の登板で0勝1敗、そのほとんどをAAAやAAで過ごした。
要は大金を払ったこの井川の獲得は「大失敗」だったというわけだ。この事はニューヨークのヤンキースファンに大きな傷を与え、今なおトラウマとして残っている。
そんなことから、田中将大が井川のようになるのではと危惧したヤンキースファンがTwitterなどで田中のことを井川の再来ということで「Kei Igawa 2.0」と呼び出したのである。