志村けん
読み : シムラケン
志村けんはバカ殿様、変なおじさんのキャラや「アイ~ン」などのギャグで知られるコメディアン。サザンオールスターズのデビュー曲『勝手にシンドバット』は志村けんの同名のギャグが元になっている。
志村けんの下の名前は実は本名ではなく、本名は志村康徳(やすのり)。
ジャンケンの掛け声「最初はグー」を発案・全国に広めたのは実は志村けん。
→最初はグー
志村けんの由来
芸名の「けん」は父親の名前「憲司(けんじ)」が由来となっている。ドリフターズはみなハナ肇によって芸名が名付けられているが、志村けんは父親の名前を由来として芸名にしている。本名の康徳(やすのり)は、父親が徳川家康のように大物になるようにとの願いを込めて名付けた。
父親は小学校の教頭を務めていたが、志村が中学生の時に自宅前で交通事故に遭い、認識障害と思われる状態になってしまった。ドリフにおける志村の爺さんに扮したコントは「この時期の父親をモデルにしたもの」と著書で語っている。自分の笑いを見て父親はどう思うか、ということが頭の中にあるようで、父親に自分の笑いを見てもらいたいという想いがあるのだろう。「変なおじさん」も後遺症によって呆けてしまった父親をモデルにしたという話もあるが、志村なりの父親に対する愛情表現なのだろう。
変なおじさんの歌の元ネタ
変なおじさんは「なんだ君は!」と問い詰められると、「なんだチミはってか!? え!? そうです、私が変なおじさんです」と名乗った後、「変なお〜じさん、だか〜ら変なお〜じさん♪」と歌いながら踊り出すのだが、実はこの歌には元ネタがあった。元ネタになっているのは喜納昌吉&チャンプルーズの楽曲『ハイサイおじさん』。まずは変なおじさんの歌をお聞きください。
続いて『ハイサイおじさん』。確かに変なおじさんのメロディと同じである。