不倫仮面
読み : フリンカメン
不倫仮面とは・元ネタ
不倫仮面とは、俳優の袴田吉彦のことである。袴田吉彦は、2017年1月12日発売の「週刊新潮」にて、アパホテルでの不倫が報じられ、「袴田吉彦」=「アパ不倫」のイメージが定着してしまった。
袴田吉彦は、密会の場所に格安のホテルを使い、しかもメンバーズカードでポイントを貯めるなど、芸能人にしてはセコい不倫だとネタにされた。不倫に対しては世間からバッシングを浴びたものの、不倫が報じられて以降、バラエティ番組に引っ張りだこで、各番組でアパ不倫やポイントカードのことをネタにされている。
そんな中、年末に放送された「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!」にて、袴田吉彦が「不倫仮面」というネタでサプライズ出演。
ガキ使のメンバー5人は、鬼刑事に扮したケンドーコバヤシの取り調べの様子を見学することになり、袴田吉彦は「アパ不倫」の容疑者として取り調べを受けていた。
ケンドーコバヤシ:
お前、自分が何やったか分かってんのか?
いい加減、吐け!袴田吉彦:
不倫ですケンドーコバヤシ:
ただの不倫じゃねえだろ!!袴田吉彦:
アパ不倫です
このように、袴田吉彦はケンドーコバヤシから取り調べを受けていたのだが、一人の囚人が逆上して取調室に乗り込み、コバヤシ刑事に拳銃を突きつけて人質に。すると、そこへ原田龍二が扮する「変態仮面・原田」が登場。
しかし、変態仮面は囚人に銃撃され再びピンチに陥る。「もうひとり助っ人がいれば…」と、つぶやく変態仮面・原田。袴田吉彦にパンティを投げ渡し、「ど変態の助っ人がいれば」と、つぶやく原田。
パンティを握りしめて取調室を飛び出す袴田。しばらくすると、部屋の外から「エクスタシー!!」という掛け声が。部屋に入ってきたのは顔にパンティを被った袴田で、彼は「フオオオオオオオオッ!!」と叫んだ後、こう名乗った。
月に数回ホテルで不倫をし、ポインカードを貯め歩き
浮気相手に売られてしまった
最強のだらしなさ!!
不倫仮面・袴田!!
そう、彼は不倫仮面・袴田として覚醒し、この窮地を救いに来たのだ。そして不倫仮面・袴田は、変態仮面・原田との合体技「不倫奥義ゴールデンパワービーム」(ビームは股間から噴射)で囚人を成敗。これにて一件落着である。
袴田吉彦は、この不倫仮面というネタでの出演のオファーを受けた時、一ヶ月くらい悩んだそうだ。結局、不倫の禊ということでオファーを引き受けることにし、本番では原田龍二と共に見事な変態仮面を演じきり、メンバー5人を笑わせた。
他のガキ使ネタもどうぞ。
袴田吉彦は、アパホテルの不倫のイメージが定着したせいで、一部では「アパマダ」「アパ兄」と呼ばれているそうだ。子どもにまで「不倫仮面」と呼ばれたことがあるそうで、大人にネタにされるならまだしも、子どもに言われるのはショックだ、と「さんま御殿」で語っていた。
また、ポイントカードもよくネタにされているため、店でポイントカードを出すと店員に二度見されるため、カードを出しにくくなったそうだ。それはもう…諦めるしかない。
不倫仮面の元ネタの元ネタ
不倫仮面の元ネタの元ネタは、あんど慶周のマンガ「究極!!変態仮面」である。
2013年に「HK 変態仮面」のタイトルで映画化。2016年には続編「HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス」が公開。
本作は、主人公の色丞 狂介(しきじょう きょうすけ)がパンティを被ることで正義のヒーロー・変態仮面に変身し、悪党を成敗する話。顔にパンティを被る変態野郎であるが、変態仮面は超人パワーを持つ正義のヒーローなのだ。
袴田扮する不倫仮面が叫んでいた「エクスタシー!!」「フオオオオオオオオッ!!」は、原作の変態仮面のセリフを再現したものである。映画版は鈴木亮平が見事な変態仮面を演じていたが、袴田と原田の変態仮面も印象的であった。
※元ネタは「気分はエクスタシー!!」
他にも変態仮面の元ネタがあるので、こちらもどうぞ。
変態仮面が元ネタではないが、変態関連だと以下のような用語も。