ここはモナコモンテカルロ絶対に抜けない

読み : ココハモナコモンテカルロゼッタイニヌケナイ

この記事で主に取り扱うのは、5ch(2ch)のなんJ等でよく見られる画像とそこに書かれているフレーズ「ここはモナコモンテカルロ絶対に抜けない」について。

主になんJのエロ漫画スレで見られる画像で、特にレズや寝取られといった性的嗜好に関わるスレに貼られることが多い。

ここはモナコモンテカルロ絶対に抜けないの元ネタ

まずこの画像は、「100万回生きたねこ」という絵本を元にした「100万回抜いたねこれ」というコラ画像から派生したもの。

かわいそうなのは抜けない

「100万回抜いたねこれ」については別記事で解説しているので、知らない方はまずそちらを御覧ください。
100万回抜いたねこれとは

そしてこの「100万回抜いたねこれ」から生まれた「かわいそうなのは抜けない」という画像から、さらに派生した「抜けない」シリーズの一つが「ここはモナコモンテカルロ絶対に抜けない

一見なんのことかわからないこのフレーズは、1992年のF1中継でのフジテレビアナウンサー・三宅正治の実況が元ネタとなっている。

1992年のF1グランプリ第6戦、モナコ公国のモンテカルロ市街地コースで行われたレースは終盤まれに見る激戦となった。

先頭を走るマクラーレン・ホンダのアイルトン・セナに2番手ウィリアムズ・ルノーのナイジェル・マンセルがぴったりとくっついて追うという状況で出たのが「どんなにしても抜けない。ここはモナコモンテカルロ絶対に抜けない」である。

動画(5分15秒あたりから。Youtubeに移動してご覧ください。)

この年のF1GPでは開幕5連勝という圧倒的な強さを見せていたマンセル。この6戦目もトップを走っていたマンセルだったが、残り7周というところでタイヤにトラブルがありピットイン、タイヤ交換をしている間にセナがトップに立つ。

2番手となったマンセルがすさまじいや速さでセナを追うものの、このモナコモンテカルロはコース幅が狭く直線の短い市街地コースであること、そしてセナが3連覇中で得意としているコースでもあったことから、マンセルには最後まで抜きどころがなかったのである。

忠実に再現したバージョンもある

画像はいらすとやの「F1カー・フォーミュラーカーのイラスト」というイラストに「100万回生きたねこ」の頭を載せたもの。

そしてこの画像を元にした、実際のマクラーレンとウィリアムズのカラーリングに似せた画像が貼られることもある。

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