サッカー

読み : サッカー

サッカーは1チーム11人で2チームで対戦するスポーツで、キーパー以外は手を使ってはいけない。正式な名称は「Association Football(アソシエーション・フットボール)」である。
日本ではサッカーという呼称が一般的だが、海外ではフットボールと呼ばれることが多い。
そのため日本サッカー協会も英表記は「Japan Football Association」としている。
アメリカではフットボールはアメリカンフットボールを意味するため、区別するためにサッカーと呼ばれることが多く、日本以外でサッカーを協会名に与えているのはアメリカ、カナダ、ニュージーランド、バージン諸島のみである。
FIFA(国際サッカー連盟)は「Federation International de Football Association」の略であり、やはりサッカーという言葉は入っていない。
※5人制で行う室内サッカーは「フットサル」と呼ぶ

サッカーの由来・語源

サッカーという呼称の由来・語源は正式名称の「Association Football(アソシエーション・フットボール)」に由来する。1863年にロンドンおよびその近郊でフットボールクラブの代表者たちが共通のルールを決め、同時に協会を設立。「Association(協会)」のルールに基づいて行われるフットボールであることから、「Association Football」(=「協会式フットボール」を意味する)と呼ばれるようになった。当時のイングランドではRugby(ラグビー)に”-er”を付けて「Rugger(ラガー)と呼ばれるなど言葉を短くすることが若者の間で流行していたため、「Association」を略した”soc“に“-er”をつけ、「Soccer」と呼ばれるようになったと言われている。

参考:サッカーの語源は?(日本サッカー協会)

なぜサッカーではイギリスをイングランドと呼ぶのか?

サッカーではイギリス代表は存在せず、イングランド代表と呼ばれる。なぜイングランドと呼ばれるのかはイギリスという国の構成に関係する。
イギリスという呼び名は通称で正式な国名はグレートブリテン及び北アイルランド連合王国であり、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4地域から成る国なのである。
ワールドカップを主宰するFIFAには各国のサッカー協会が登録するため基本的に1国1代表であるが、イギリスではFIFAができる以前からイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドがそれぞれサッカー協会を発足させていたため、特例として1国で4協会の参加が認められている。
(サッカー発祥の国である故の特例という理由もあるだろう)

つまりイギリスのみ、イングランド代表、スコットランド代表、北アイルランド代表、ウェールズ代表4代表の参加が認められている。4代表はともに同じイギリスという国の各地域だが、サッカーにおいては異なる代表として参加することができる。ワールドカップ本戦出場には予選を勝ち抜かないとならないため、強豪国であるイングランドが注目されがちだがスコットランド代表、北アイルランド代表、ウェールズ代表もナショナルチームとして参加している。

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