機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
読み : オルフェンズ / キドウセンシガンダム テッケツノオルフェンズ
【目次】
鉄血のオルフェンズの意味
「オルフェン(Orphan)」とは、「孤児」「親のない子」という意味である。「鉄血のオルフェンズ」のタイトルは、複数系の「オルフェンズ(Orphans)」であるため、「孤児たち」という意味。
鉄血は「鉄(=兵器)」「血(=兵隊)」=「兵力、軍備」という意味である。鉄血という言葉は、プロイセン王国首相オットー・フォン・ビスマルクがドイツ統一のために行った軍備拡張政策・鉄血政策から。ビスマルクは鉄血政策を行ったことから、鉄血宰相という異名を持つ。
主人公の三日月・オーガスが所属する鉄華団の団員は孤児が多く、三日月も身寄りのない孤児。タイトルのオルフェンズは、孤児である三日月たちを指していると思われる。
本作の企画担当・谷口廣次朗氏によると、最初に「鉄血」というワードが出てきたそうで、「オルフェンズ」は監督の意向で決まったとのこと。
参考:10月放送新番『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』谷口廣次朗×小川正和スタッフインタビュー
鉄華団の意味
鉄華団(てっかだん)の意味は、第3話『散華』で語られている。「決して散ることのない鉄の華」=「鉄華」という意味を込めてオルガが命名。
「鉄華粉」という名前の鉄鉱はあるが、鉄華という言葉はない。
第3話のサブタイトル『散華』は「さんげ」と読み、「仏を供養するため花をまき散らす」という意味の言葉である。華を散らすことから転じて「若くして死ぬ」「戦死する」という意味でも使われる。
※本タイトルの『散華』は後者の意味。
主題歌はMISIAの『オルフェンズの涙』。意味は「孤児たちの涙」。
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ / 作品概要
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」は、2015年10月から放送スタートしたテレビアニメ・ガンダムシリーズ。監督は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』の監督・長井龍雪、シリーズ構成は同アニメの脚本を担当した岡田麿里。
ヒューマンデブリと呼ばれる身寄りのない子供たちが、自分たちの力で生き抜くストーリー。「オルフェンズ」=「孤児たち」というタイトルを冠しているように、主人公の三日月・オーガスをはじめ、鉄華団の団員はみな身寄りがない孤児で、厳しい現実に直面しながらもたくましく生き抜いていく。
公式スピンオフ作品として、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント」がスマホアプリが登場。本編のスタッフが制作を手がけるが、主人公は三日月ではなく、ウィスタリオ・アファムという新しいキャラクター。
→機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント / 公式サイト
→機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント PV / YouTube
バルバトスやキマリスなど、「鉄血のオルフェンズ」に登場する機体にはそれぞれ由来がある。詳しくはこちらの記事を参照。