百合ッドマン
読み : ユリッドマン
百合ッドマンは、TRIGGER制作のアニメ『SSSS.GRIDMAN』のネットでの別称。原作の『電光超人グリッドマン』に対し、この別称は使わない。
百合ッドマンは、女の子同士のカップリングを意味する百合と、『SSSS.GRIDMAN(グリッドマン)』を組み合わせた言葉。
百合ッドマンは、宝多 六花と新条 アカネのカップリング
アニメ『SSSS.GRIDMAN』がネット上で百合ッドマンで呼ばれ始めたのは、エンディングアニメのワンシーンがきっかけ。EDアニメでヒロインの宝多 六花と新条 アカネの仲睦まじい姿が描かれており、ニコニコ動画でそのシーンに百合ッドマンというコメントがついたことから広まっていった。
グリッドマンコメありで見てたんだけどedでクソ笑った
百合ッドマンとデュワ^〜はおもろすぎる pic.twitter.com/zshjKi5izW
— へむぺ (@jok_er3103) 2018年10月23日
「デュワ^〜」は、ヒーローものの特撮の代表とも言えるウルトラマンの掛け声が元ネタ。「^〜」は顔文字に見えるが、「ああ^〜」というネット用語が元ネタで、ただの打ち間違いをネタにしているだけ。
「ああ^〜」の元ネタは別記事で解説しているが、内容がかなりアレなので、前半部分だけ読むことを推奨する。
百合ッドマンの名称が広まったのはニコニコ動画のコメントがきっかけだが、放送開始(2018年10月6日)前から百合ッドマンと呼ばれていた。
百合ッドマンじゃん
— 蒼さん (@AOOeeeeeeee1126) 2018年10月3日
物凄いかわいいけど…グリッドマン要素ナシ
どこの百合アニメ?— モモスケ (@jyuhen087) 2018年9月21日
内田真礼が歌うエンディング曲『youthful beautiful』のジャケ絵には、六花とアカネが手をつないでいる様子が描かれているのだが、このジャケ絵は放送前から公開されており、これを見た人から「グリッドマンは百合アニメなのか?」「百合を感じる」という声が上がっていた。
グリッドマンのEDのジャケ絵に百合味を感じる。描いた人の趣味かな…。
— くろぱん (@crow_panther) 2018年9月22日
六花とアカネは百合なのか?
これはネタバレになりそうなので解説が難しいのだが、第5話の時点では六花とアカネは百合の関係ではない。六花がアカネの背中に日焼け止めクリームを塗るシーンでは、アカネが「前は?」と言ったところ、六花が照れる様子が描かれているが、この程度では百合と断定はできないだろう。
では、EDアニメやジャケ絵で描かれている、六花とアカネは仲睦まじい姿は何なのか?
これに関しては、該当するシーンはなく、これから2人が仲良くなることを示唆しているのではないか、過去に仲良かったことがあるのではないか、と推測されている。六花とアカネは家が近く、昔から仲は良いようだが、本編では微妙な距離感にあるようだ。
本作の登場人物はほぼオリジナルで、六花とアカネも原作の『電光超人グリッドマン』には登場しない。主人公の響 裕太は、お蔵入りとなった『電撃超人グリッドマンF』に登場する予定の人物で、一部の人物の名称は『SSSS.GRIDMAN』で使われている。新条 アカネも『電撃超人グリッドマンF』に登場予定であった。
『電光超人グリッドマン』と『SSSS.GRIDMAN』では登場人物が全く異なるが、主要な登場人物の関係性を比べてみると、以下のようになる。
(電光超人グリッドマン→SSSS.GRIDMAN)
主人公:翔 直人 → 響 裕太
主人公の男友達:馬場 一平 → 内海 将
主人公の女友達:井上 ゆか → 宝多 六花
怪獣を生み出す張本人:藤堂 武史 → 新条 アカネ
『SSSS.GRIDMAN』では性別が変わっているが、怪獣を生み出す張本人であるアカネのモチーフは、武史であると考えられる。原作の『電光超人グリッドマン』では、藤堂 武史は主人公の女友達(クラスメイト)である井上 ゆかに想いを寄せているが、ゆかは直人に好意を抱いている。
原作での登場人物の関係性がどこまで反映されているかわからないが、原作を元に六花とアカネの関係を考察してみるのも面白いかもしれない。
『SSSS.GRIDMAN』の「SSSS」の由来はこちらの記事で解説。『SSSS.GRIDMAN』の原型となった幻の作品『電撃超人グリッドマンF(ファイター)』についても紹介。
詳細は書かないが、第11話の展開が衝撃だったということで放送後にツイッターで話題となったが、「#SSSS_GRIDNAN」という間違ったハッシュタグでトレンド入りしてしまった。その理由や経緯はこちらの記事で解説。