Don’t Look Back in Anger
読み : ドント・ルック・バック・イン・アンガー
『Don’t Look Back in Anger』はイギリスのロックバンド・Oasis(オアシス)の曲。
アルバム『(What’s the Story) Morning Glory?)』収録(1995年発表)
作詞作曲はノエル・ギャラガー。
【目次】
『Don’t Look Back in Anger』のイントロの元ネタ
この曲のイントロはジョン・レノンの『Imagine』が元ネタになっている。ノエルが敬愛するジョン・レノンの曲を引用し、新たな名曲が生まれた。
どっかで聴いたことあるなぁというより、『Imagine』のイントロのコード(C→F→C→F)をそのまま引用しているから同じ。
曲中に登場する「Sally」の由来
この曲のサビの冒頭「So Sally can wait」の「Sally」は、Stone Roses(ストーン・ローゼズ)の曲『Sally Cinnamon』が由来となっているそう。
この曲はノエルがある女の子について書いた曲で、女の子の名前を考えている時に『Sally Cinnamon』をたまたま耳にし、弟のリアム・ギャラガーが「Sally」にしてはどうかと言ったのがきっかけのようだ。音楽誌・SNOOZER(スヌーザー)でこのようにノエルは語っていたそう。
しかし、Oasisのベストアルバム『タイム・フライズ…1994-2009』のインタビューでその由来を否定しているので、どちらが本当なのだろうか。
また、こんな話もある。パリでライブをしていた時にコードを書き始め、2日後のシェフィールド・アリーナでのライブでのサウンドチェックの際にそのコードに適当に歌詞をつけて歌ったところ、リアムが「お前何を歌ってるんだ?」「”So Sally can wait”って歌ってただろ?」と言ったそう。ノエルがそのフレーズを気に入って歌詞にしたという話。
【参考】Oasis Don’t Look Back in Anger 歌詞の和訳と解説
Don’t Look Back in Angerの意味
「look back」は「振り返る」、「in anger」は「怒って」を意味する。「Don’t Look Back in Anger」はCDの日本語訳では「怒りに転嫁しちゃいけない」と訳されている。Don’t Look Back in Angerだけ見ると意味がよく分からないが、Her soul slides away(Slide=滑る、Away=離れて)の「Slide away」を「離れていく」で意訳すると以下の意味で解釈できる。
Her soul slides away, but don’t look back in anger I heard you say.
彼女の心は離れていく、でもそれを怒りに転嫁しちゃいけない、君がそう言うのを聞いた