IoM(Internet of Me)

読み :  アイ・オー・ミー(インターネット・オブ・ミー)

IoMとは、「Internet of Me」を略した言葉で、「個のインターネット体験」を意味する。ユーザーが望むときに望むモノを提供するのがIoMの概念で、全体としての利便性ではなく、個々の利便性を重視したインターネットのあり方を「IoM(Intenet of Me)」と呼ぶ。

パソコンに限らず、テレビ、デジタルカメラ、プリンターなど、さまざまなモノをインターネットに接続する概念「IoT(Internet of Things:モノのインターネット)」に関連する言葉。インターネット全体の利便性を高める「IoT」からさらに個人に焦点を当て、ユーザー個人個人のニーズを満たすインターネット体験を求める傾向が強くなっていることから、「IoM(Intenet of Me)」という概念が提唱されている。

「IoM(Intenet of Me)」はよりパーソナライズすることに焦点をあてた考え方で、個人個人が求めるインターネット体験を提供することが満足度につながる。質の高い商品やサービスでも、そのユーザーが求めているモノでなければ別の場所に移ってしまうため、個人個人のニーズに適したモノや情報の提供が必要となる。

「IoM(Intenet of Me)」を直訳すれば「わたしのインターネット」。極論を言えば、他のユーザーの満足度がどうあれ、自分を満たしてくれるモノでなければそのユーザーにとって価値がないものとなる。つまり、「個のニーズを満たすインターネット体験」を表した言葉が「IoM(Intenet of Me)」。

「IoM(Intenet of Me)」の実現には顧客データの活用が不可欠だが、企業は個人情報の取り扱いには充分注意しなければならない。




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