パスピエ
読み : パスピエ
パスピエは2009年にキーボードの成田ハネダを中心に結成された5人組ポップロックバンド。
2012年にメジャー1stアルバム『ONOMIMONO』でデビューし、2013年1月より放送された日本テレビドラマ『心療中 -in the Room-』にて山下智久が歌う『怪・セラ・セラ』の作詞作曲を担当。
成田ハネダは本名ではなく、お世話になっているライブハウスの店長に付けてもらったとのこと。成田空港と羽田空港とかけているのだろう。
パスピエにとって1stアルバムとなる『わたし開花したわ』のタイトルにみられるように、不思議な世界観を持ったバンド。
パスピエの由来・意味
バンド名のパスピエはフランスの作曲家・ドビュッシーの同名のピアノ曲『パスピエ』が由来となっている。ドビュッシーやラベルといった印象主義の音楽が好きなキーボードの成田ハネダが命名。「パスピエ」という曲が好きであることと語呂が良いこと、印象派であるドビュッシーの音づかいは陰・陽どちらともとれることから、”そうした印象派の音楽とポップロックを組み合わせたい“というバンドを初めた動機を表すために名付けられた。
『パスピエ』は17~18世紀にかけて流行した舞曲で、フランス語で「通行する足」を意味する。舞曲に見られる軽やかなステップを表す言葉で、綴りは「passepied」と書く。ドビュッシーの『パスピエ』はピアノ独奏曲『ベルガマスク組曲』の終曲として作られた。
舞曲における『パスピエ』は4分の3拍子を基本としているが、ドビュッシーの『パスピエ』は4分の4拍子。