JUDY AND MARY

読み : ジュディ・アンド・マリー

JUDY AND MARY(通称:ジュディマリ、JAM)は1992年から2001年に活動した4人組のロックバンド。1993年9月21日リリースの『POWER OF LOVE』でメジャーデビュー。2001年3月7日/8日の東京ドーム2Daysライブを最後に解散。再結成が強く望まれているが、YUKIはソロとして成功しており不仲説もあることから再結成が難しいと噂されている。JUDY AND MARYは恩田快人を中心として結成されたバンドで初期の楽曲はほとんど恩田が作曲していたが、TAKUYAが才能を開花させ中期以降は作曲を手がけることが多くなり、徐々にTAKUYA主導のバンドとなっていったと言われている。恩田からバンド脱退の申し出があり、最終的に解散に至った。

Orange Sunshine

JUDY AND MARYのバンド名の由来・意味

バンド名は「ポジティブとネガティブが織り混ざった音楽を作りたい」という理由から恩田快人が考案。英語の人名にはスラングでそれぞれ意味があり、「JUDY」は「活発な女の子」、「MARY」は「マリファナ」という意味がある。「JUDY」=ポジティブ、「MARY」=ネガティブを象徴しており、「ポジティブになれる時とそうでない時を音楽に込めたい」という意味を込めて命名。「MARY」は本来なら「メアリー」と読み、「Mary Jane(メアリージェーン)」もマリファナの通称である。

JUDY AND MARYが結成されるまで

ヘヴィメタバンド・JACKS’N’JOKER(ジャクソンジョーカー)の第三期ベーシストとしてメジャーデビューしていた恩田快人が深作欣二監督の映画『いつかギラギラする日』のライブシーン撮影に参加するために函館市を訪れ、エキストラとして参加していたYUKI(当時短大生)と出会い、バンドを結成。インディーズレーベルからアルバム『BE AMBITIOUS』をリリースしている。恩田はJACKS’N’JOKERの活動もあったため、一時的なバンドとして結成されたが、恩田はJUDY AND MARYでメジャーデビューするべくJACKS’N’JOKERを脱退。当時のメンバーはYUKI、恩田、藤本泰司、五十嵐公太の4人であった。恩田は『BLUE TEARS』(2ndシングル)のメロディがずっと頭の中で鳴っていて、JUDY AND MARYを作ろうと思った、と語っている。ギターの藤本泰司はソロアルバムの構想があったため脱退し、デビューの契約が整った後にギタリストのオーディションを行いTAKUYAが加入した。

インディーズアルバムではTAKUYAは参加しておらず、初期ギタリストの藤本泰司が参加。このアルバムではメンバーの名義が異なっており、SARAH(YUKI)、ALPH(藤本泰司)、TWIDDELDUM(恩田快人)、RALPH(五十嵐公太)と表記されている。後のメジャー1stシングル『POWER OF LOVE』、2ndシングル『BLUE TEARS』の初期バージョンが収録されている。
BE AMBITIOUS

メンバー

●YUKI
本名:倉持有希(くらもちゆき)、旧姓・磯谷(いそや)
出身:北海道函館市
1999年にB-52’sのケイト・ピアソンとプロデューサーの佐久間正英らとNiNa(ニーナ)を結成。ユニット名は結成当時YUKIが27歳であったことが由来(”2″=”に”、”7″=”な”)。
解散後もバンド時代の名義と同じくYUKIとして活動。
2000年9月に真心ブラザーズのYO-KING(本名:倉持陽一と)と結婚。YUKIは1994年4月よりオールナイトニッポンのパーソナリティを務めていた当時から倉持陽一のことが好きだと言っており、倉持の大ファンであった。

●TAKUYA
本名:浅沼 拓也(あさぬま たくや)
出身:京都府京都市
ソロ名義:ROBOTS(ロボッツ)
ベストアルバム『FRESH』の収録曲『RADIO』の曲解説で「このころYUKINOことスキだった(笑)」と語っている。京都出身であることから『KYOTO』という曲もつくっている。

●恩田快人(おんだよしひと)
出身:兵庫県神戸市出身
バンドのリーダー。左利きだがベースは右で弾く。
解散後はWhiteberryのプロデュースなどを行なっている。

●五十嵐公太(いがらしこうた)
出身:神奈川県川崎市
作曲をすることは少ないが、『散歩道』は五十嵐が作曲。
『FRESH』の曲解説では『散歩道』について「自分が一番驚いているさっ。こんなすげぇ曲を書けたことにね」と語っている。
Gackt、大塚愛、デーモン小暮閣下のレコーディングなどにサポートとして参加している。

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