モンスター童貞

読み : モンスタードウテイ

モンスター童貞とは

モンスター童貞とは、経験がないにも関わらず、「自分はモテる」という自信だけはたっぷりあるという、童貞をこじらせたチェリーボーイである。「モテるけど経験がない」という、悲しきモンスター。

学校や教育機関に理不尽なクレームを入れるモンスターペアレントとは、少し意味合いが異なるが、童貞なのに「モテる」と言い張る面倒くさい存在である。

モンスター童貞の元ネタ

モンスター童貞の元ネタは、マンガ『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』である。モンスター童貞は、主人公の白銀 御行(しろがね みゆき)のこと

白銀自身はモンスター童貞だと思っていないし、経験があるように周囲には見せかけているが、ナレーションでモンスター童貞であることをバラされた。

モンスター童貞という言葉は、第14話「白銀御行はまだしてない」に登場する。

アニメ版では第3話でモンスター童貞が登場。アニメ公式Twitterにもモンスター童貞と紹介される白銀。

モンスター童貞が誕生するまでの経緯はこうである。

白銀は生徒会室で、副会長の四宮 かぐやと書紀の藤原 千花と「初体験」の話をしていた。かぐやだけは「キス」の経験と勘違いしていたが、白銀と藤原は雑誌に書いてあった「初体験は高校生までにが34%」というアンケート結果に驚く。

白銀は、今まで女性と付き合ったことがなく、異性とのそうした行為どころか恋愛経験すらない。しかし、モテないわけではなく、どちらかと言えばモテる方である。

悲しいかな、白銀は危険人物(イロモノ)ばかりに好かれてしまうため、これまで一度も交際に至ったことがない。そして、この「モテるが経験がない」という現実がモンスター童貞を生み出す要因となる。

一般的には、経験をすると男性は自信を持つようになると言われるが、白銀は経験がないのに「俺はモテる」という強い自信を持っているようだ。その時のナレーションがこちら。

ナレーション:
白銀は経験がないにも関わらず『俺はモテる』という非常に強い自信だけを持ってしまった
そうこの男こそ、底なしの自信と無垢な貞操を備える現代が生んだ歪み
モンスター童貞なのである!

出典:かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 2 第14話「白銀御行はまだしてない」より

モンスター童貞は、モンスターペアレントのように誰かにクレームを言ったり理不尽な要求をしたりするわけではないが、「経験ないのに自信たっぷり」という歪んだ考えを持っているという点ではモンスターである。

モンスター童貞こと白銀 御行の名前は、『竹取物語』に登場する大納言大伴御行が由来である。詳しくは以下の記事をご覧あれ。

かぐや様は告らせたい(登場人物の名前)の元ネタ




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