読み : ワラ

「w」はネットで広く使われる「笑い」の表現。
「wwwwwww」と重ねて使うことでより面白いと感じているという表現となる。一部の音声読み上げソフトなどではこれを「ワラ」と読ませている。

wの由来・起源

まず結論から言えばこの「w」は「(warai)」の「w」がその起源となっている。

まず「(笑)」という表現についてはそもそもネット用語というわけでもなく、第二次世界大戦以前から使われていたという。もちろんネットでも広く使われており、文字通り笑ったという表現として使われていた。時に(爆笑)やそこから派生して(爆)(核爆)などとして大きな笑いを表現していた。

そこから「w」へと変化したのは1996年に発売されたオンラインゲーム『DIABLO(ディアブロ)』だとされている。このゲームはオンラインゲームということでチャットが可能であるが、海外のゲームということで日本語は使用することができなかった。そこで「(笑)」を表現するための方法として「(warai)」とローマ字で表記していたのだ。

しかし、「(warai)」というのは非常に打つのが面倒であるということから、次第に省略され「(w)」と打ち込まれるようになった。実は同時に「(pupupu)」からそれを略した「(pu)」というものも存在したが、不快感を与えてしまうという理由から廃れていったという。
そしてこの「(w)」という表現方法は他のオンラインゲームでも使用されるようになり、日本語入力が可能であるゲームでも「(笑)」ではなく「(w)」が使われうようになる。「(w)」と書くと笑っている顔文字の様に見えるというのも偶然ながらこの表現の普及に一役買ったのではないだろうか。

()が使われなくなったのは2chのネトゲ実況板で生まれた「うはwwwおkwww」であるとされている。()を省略し、さらにwを重ねて大爆笑を表現するという表現の誕生である。

草・芝

「w」は草のAAとしても用いられることから「」や「」などと言われることもある。笑いを「w」で表現することを「草を生やす」「芝を生やす」などと言うこともある。さらにそこから「wwwwww」の様にたくさん並べると「草原」「大草原」などと呼ぶこともある。2chのなんJなどでは笑いをこらえることができない状態を「草不可避」「大草原不可避」などと表現することもある。これらは「wwwww」と同義だと思って良いだろう。

また「w」を一個だけ使う表現というのは「単芝」と呼ばれ嫌う人も多い。発祥を考えれば元々「w」を一個で使うというのが自然ではあるのだが、単芝は「wwww」と重ねて使う場合に比べて社交辞令、それほど笑ってないというように受け取られるというのが嫌われる理由のようだ。

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