Belle and Sebastian

読み : ベル・アンド・セバスチャン

Belle and Sebastian(通称・ベルセバ)はスコットランドのグラスゴー出身のギターポップバンド。
1996年にヴォーカル/ギターのスチュアート・マードックを中心に結成。グラスゴーのスストウ大学のミュージック・ビジネス・コースの学生たちによって実習対象アーティストによって選ばれ、同大学内の音楽レーベル・Electric Honeyから1,000枚限定でアルバム『Tigermilk』を同年にリリース。『Tigermilk』は一時数万の値がつきレア化していたが、現在は一般に流通しているので購入可能。リマスタリングされているものの、実習で制作したとは思えないほど非常にクオリティが高い内容。ジャケットの女の子はスチュアートの昔のルームメイトとのこと。
『Fold Your Hands Child, You Walk Like a Peasant(邦題:わたしのなかの悪魔)』(右)のジャケットの女の子はアイスランドのエレクトロニカバンド・múmの元メンバーである双子の姉妹ギーザ・アンナとクリスティン・アンナ。

Belle and Sebastianの由来

Belle and Sebastianというバンド名は、フランスの作家セシル・オーブリーの小説『Belle et Sébastien(ベルとセバスチャン)』が由来となっていて、ヴォーカルのスチュアート・マードックが書いた同名のショートストーリー『Belle & Sebastian』の一部が『Tigermilk』の裏ジャケットに掲載されている。物語に登場するHillhead underground station(ヒルヘッド地下鉄駅)は実在する駅で、グラスゴー大学の最寄駅である。

バンド名の由来となった『Belle et Sébastien』は、日本では『アルプスの村の犬と少年』として訳され、1981年〜82年に放送されていたTVアニメ『名犬ジョリィ』は本作を原作として制作された。フランスでは1970年代にTVドラマとして放映され、2013年に『Belle and Sebastian(ベルとセバスチャン)』のタイトルで映画化された。

『Belle et Sébastien』のあらすじ
ピレネー山脈に農場に住む孤児のセバスチャンは、ある日、水を汲みに行った際に大きな白い犬(グレート・ピレニーズ)に出会う。その犬は飼い主からひどい仕打ちを受けたことから逃げ出し、野生化して羊を襲うなど村人の脅威となっていたが、セバスチャンはその犬と仲良くなり、ベルと名づけた。映画ではユダヤ人の家族をスイスに逃亡させているドクターがケガしたため、代わりにベルが厳しい冬の雪山超えを助けるというストーリーになっている。
『名犬ジョリィ』では、幼いころに別れた母親を探すために、セバスチャンはベルと共にピレネー山脈を超える旅に出る、というストーリーが描かれている。