天然ボケ
読み : テンネンボケ
天然ボケは意図せずに笑いをとる人物のことを指すお笑い用語。笑わせようと狙ってボケるのではなく、本人にとって普通の行動が笑いを誘う。
代表的な天然ボケの芸人は板尾創路、ジミー大西、出川哲朗、狩野英孝、井上聡(次長課長)、ロッシー(野性爆弾)、鈴木拓(ドランクドラゴン)、八木真澄(サバンナ)、内間政成(スリムクラブ)など。
天然ボケの由来・名付け親
天然ボケという呼び方の名付け親は萩本欽一。萩本がジミー大西を指して「天然」と言ったことが由来となっている。
当時、明石家さんまの運転手をしていたジミー大西が萩本欽一司会のテレビ番組に出演し、初めてジミー大西の奇異な行動を見た欽ちゃんは彼を「天才」だと思った。欽ちゃんはジミー大西のボケは計算しつくされていてまさに「天才」だと思ったのだ。
しかし楽屋で2人きりで話した結果、計算などはしておらず自然にボケていることから「天才じゃなくて天然だったね・・・」と言った。これが天然ボケの由来となり広まっていった。
お笑いだけでなく一般的に少し面白い行動を取る人を天然ボケと言うこともある。天然ボケの定義はあいまいだが、天然ボケの人は自覚がなく天然ボケと言われれることを嫌がる傾向があり、逆に自らを天然ボケという人物は天然ボケではないと言われることが多い。
ジミー大西・板尾創路の天然ボケのエピソード
ジミー大西:
●さんまの付き人をしていた際に遅刻し、さんまに遅刻した理由を問われ「俺を笑わせたら許してやる」と言われ、「向かい風だった」と答えた。
●学校を休むために「大西ですけど爆弾しかけました」と電話したが、名前を名乗ったのでバレた。
板尾創路:
●エビフライ定食を頼んだのにエビフライを残す。
●携帯でメールを打っていてて「間違えた」と言ったが、メールの打ち間違いでなくて他人の携帯でメールを打っていた。
●テーブルに置いてあったポケットティッシュを見て、「おう、とろけるチーズ置いてあるやんけ」と言った。
●野球のテレビゲームをコンピューター同士で対戦させて見ていた。