ハジドラ・オワドラ

読み : ハジドラ・オワドラ

「ハジドラ」や「オワドラ」という言葉は、スマートフォン向けゲーム『パズルアンドドラゴンズ』通称『パズドラ』の話題で用いられる言葉。

『パズドラ』に関してポジティブな意味を持つのが「ハジドラ」ネガティブな意味を持つのが「オワドラ」であり、相反する言葉となっている。

「オワドラ」の意味

『パズドラ』は2012年にリリースされ、その年の日本のApp Storeで売上年間1位、Google Playでは世界一位になるなど爆発的にヒット。ソーシャルゲーム界の革命的なゲームとなった。

しかし、配信開始から数年が経ち、運営の様々な失態やインフレ、マンネリ化など様々な要素により徐々にパズドラから離れていくユーザーも目立ち、人気に陰りが見え始める。

そんな中で生まれたのが「オワドラ」という言葉。これは、「終わったコンテンツ」を意味する「オワコン」と「パズドラ」を掛け合わせた言葉であり、「パズドラ=オワコン」を一言で表現している。

一時のソシャゲー業界内での1強のような状態から比べれば人気が落ちたとは言え、それでも売り上げランキングでは上位をキープしており、「オワコン」とするには十分な人気を保ってはいたが、多くのユーザーは全盛期の盛り上がりからの比較で「オワドラ」という言葉を使っていたのだろう。

「オワドラ」は主に他のゲームのユーザーやパズドラを引退した元ユーザーらからの煽り文句として用いられたが、パズドラの現状に対して「オワドラ」と文句を言いつつもゲームをプレイしているユーザーも多数存在した。

「ハジドラ」の意味・由来

「オワドラ」という言葉がネット上に蔓延する中、そんなユーザーの声についに運営が動き出す。

2016年10月31日に行われた生放送において、翌年2月に控えたパズドラ5周年に向けてカウントダウンイベント「ハジドラ」を始動すると言い出したのである。

「ハジドラ」の「ハジ」は「始まった」の略であり、「ハジドラ」は「オワドラ」の対義語、すなわちこれからパズドラが「オワドラ」から脱却して始まっていくぞという意気込みを表している。


「ハジドラ」は「オワドラ」の対義語として、生放送以前からユーザーにとって良い情報などがあった際に用いられていた言葉ではあるが、運営自ら言い出したとあっては話は別である。パズドラ運営が「オワドラ」や「ハジドラ」といったネットスラングを認め公式のパズドラ用語になり、さらにはそれまでは「オワドラ」だったことを自覚しているかのようにも見える。

この生放送で自信満々に「ハジドラ」を打ち出したパズドラ運営であったが、「ハジドラ」か「オワドラ」かのアンケートを取った結果…。


残念ながらわずかに「オワドラ」が「ハジドラ」を上回る。この時の生放送では何度かこれと同じアンケートを取っており、最初は「ハジドラ」が優勢だったのだが、情報を解禁する度に「オワドラ」率が高まるという結果になった。

さらに、この「ハジドラ」イベントの核とも言える「フェス限ヒロイン」が後に「消費者庁コラボ」と呼ばれる騒動を起こすことになる…。

このような出来事から運営も認める用語となった「ハジドラ」「オワドラ」。

魔法石の配布や良い内容のアップデート、あるいはガチャで目当てのキャラを引き当てた時などには「ハジドラ」。
その逆でアップデート内容がイマイチだった時や、ガチャの結果が渋かった時などには「オワドラ」という言葉が使われている。

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