スマートフォン
読み : スマートフォン
スマートフォンはパソコン機能を持つ携帯電話・PHSの総称で、AppleのiPhone、MicrosoftのWindows Phone、ソニーのXperia、リサーチ・イン・モーション社のBlackBerryなどがある。略すと「スマフォ」になるが、「スマホ」と呼んだり表記する方が多い。
画面に触れて操作するタッチパネル方式の端末が多いことから、タッチパネルケータイと呼ばれることもある。
Androidはスマートフォンに搭載されているOS/プラットフォームのことを指すため、Android自体をスマートフォンと呼ぶのは間違い。Android搭載のスマートフォンと呼ぶのが正しい。
スマートフォンに対して日本独自の携帯電話のことをガラケー(ガラパゴス携帯)やフィーチャーフォンと呼ぶ。
→ガラケー(ガラパゴス携帯)の由来
→Androidの由来
【目次】
スマートフォンの由来・意味
「スマート(Smart)」は「賢い、利口」を意味し、端末が持つ多様な機能と照らし合わせてスマートフォンと呼ばれるようになった。機能的であることから、「賢い携帯電話=スマートフォン」という意味で使われる。見た目や外観がスマートだから、ということではない。名称の由来ではないが、スマートフォンという端末の由来・ルーツはPDAである。
携帯電話+PDA=スマートフォン
スマートフォンはパソコン機能の一部が搭載されたPDA(携帯情報端末)が元になっている。PDAにはパソコンのようにWebブラウジングやEメール、ToDo・メモ・スケジュール管理ができる機能はあるが通話機能はないため、携帯電話と組み合わせてスマートフォンが誕生した。つまり通話機能を持つPDAがスマートフォンと呼ばれるようになった。
PDAはシャープのZaurus(ザウルス)やAppleのNewton(ニュートン)などはある程度知名度があるが、一般的にはあまり知られていない。PDAと携帯電話が融合したスマートフォンが登場したことでPDAの需要は下降したが、スマートフォンの機能の大部分はPDAが持つ機能である。
PDAが持つ機能を取り入れることで従来の携帯電話よりもパソコンに近くなり、パソコンと同じようにWebページを閲覧できたり、快適な動画・音楽再生を可能にし、その他さまざまな機能を利用できるようになった。AppStoreでiOS用の、Google PlayでAndroid用のアプリをダウンロードし、それぞれ個性的な機能を持ったアプリで使用可能な機能をカスタマイズできる点もスマートフォンの大きな特徴。
世界で最初のスマートフォン
フィンランドのNokiaが1996に発表した「Nokia 9000 Communicator」はPDAに通話機能を持たせた機種で、当時はスマートフォンという言葉はなかったが、最初のスマートフォンであると言われている。端末を閉じた状態なら通常の携帯電話として、開くとQWERTYキーボードが現れてPDAとして使用できる。