the band apart
読み : ザバンドアパート
【目次】
the band apartとは
the band apartは、日本の4人組ロックバンド。荒井岳史(ボーカル、ギター)、川崎亘一(ギター)、原昌和(ベース)、木暮栄一(ドラム)の4人で1998年に結成された。
ライブでは、客席から見て右側にボーカルの荒井が立ち、ギターの川崎がセンターで弾くという、ロックバンドでは珍しい立ち位置をとっている。荒井いわく、インディーズ時代のBEAT CRUSADERSのマネをして始めたとのこと。
参考:the band apart「tribute to the band apart」特集
the band apartのバンド名の由来
中学時代からの同級生だった原、川崎、小暮らがメタルのコピーバンドを結成、その後1998年頃に現在のバンド名「the band apart」として活動を始める。
バンド名の由来となっているのは、映画監督クエンティン・タランティーノの映画製作会社「A Band Apart」。
荒井岳史は、cinema staffのボーカル・飯田瑞規との対談にて、the band apartの由来について以下のように答えている。
飯田:
the band apartって名前自体も映画絡みですもんね。荒井:
そう、クエンティン・タランティーノのプロダクションの名前(A BAND APART)をゴソッとね。飯田:
もともと(ジャン=リュック・)ゴダールですもんね、「はなればなれに」(原題「Bande a part」)から来てるわけで。
また、飯田が言及しているように、そのタランティーノの「A Band Apart」は、ジャン=リュック・ゴダールのフランス映画『Bande à part(はなればなれに)』が由来となっている。1964年公開の映画で、ゴダールの長篇劇映画の第7作目にあたる作品。
本作は、ゴダールがアメリカの犯罪小説をもとにして制作した、二人の男と一人の女による恋と犯罪のロマンティックな悲喜劇(オフィシャルサイトより)
参考:ゴダール「はなればなれに」作品解説 / オフィシャルサイト
海外にも「THE BAND APART」という同名のバンドが存在しているらしく、ベースの原が自身のTwitterで紹介している。
友達から送られてきた海外のうちと同じバンド名の人達のジャケww pic.twitter.com/qvYTBfwupw
— 原昌和 (@chinwaki) 2014年4月29日
「Eric.W」の由来
2002年にシングルとしてリリースされた楽曲『Eric.W』。このタイトルは、ケニアのマラソン選手でシドニーオリンピックの銀メダリストであり、TBS『オールスター感謝祭』のミニマラソンなどでも知られるエリック・ワイナイナが由来となっているのだという…。
ギターの川崎いわく、ワイナイナに電話でお礼を言われたとのことなので、本人公式のタイトルである。
こちらがその『Eric.W』。とてもワイナイナが由来とは思えない。
『Eric.W』は、ギターの川崎が、「Red Hot Chili Peppersの『Love Rollercoaster』みたいな曲を作りたい」と言ったのをきっかけに生まれた曲とのこと(ギター・マガジン 2018年11号より)。原曲というわけではないが、レッチリに影響を受けて作られた曲なのだ。