This Armor
読み : ディス・アーマー
『This Armor』は鬼束ちひろの2ndアルバム。
(2002年3月6日リリース)
【目次】
『This Armor』の意味・由来
「Armor」は「鎧(よろい)」を意味する英単語。
「Armor」「鎧」という言葉にひっかかりを感じ、1stアルバム『インソムニア』同様、言葉の響きが良いという理由で選んだようだ。
鎧を脱いだり装着するという意味ではなく、そういう鎧が存在するということを言いたかったのだという。
“Armor”と歌詞の関係
収録曲の『LITTLE BEAT RIFLE』には「剣や弓」、『Arrow of Pain』には「矢」、『infection』には「仮面」、『Crow』には「盾」「鎧」といった言葉が登場する。
アルバムタイトルの「This Armor(鎧)」に関係しているのだろうかと感じるが、本人曰く、偶然なのだそうな。
『ROLLIN’』の意味
『ROLLIN’』は鬼束ちひろによる造語で、”ロールプレイングゲームの現在進行形”という意味があるという。
本来、ロールプレイングのロールは「Role」であり、「Roll」だと「転がる」という意味になる。
この曲の歌詞ははロールプレイングを意識して作られていて、「人魚」「聖なる森」といった言葉が登場する。
『everything,in my hands』にも「聖所の裏側」といった言葉が登場したり、”Armor”と歌詞の関係で述べた「Armor(鎧)」に関係言葉を使用した曲が収録されていることから、本アルバムはロールプレイングの世界観が散りばめれているとも受け取ることができる。
『infection』と『流星群』のつながり
『infection』は5枚めのシングル、『流星群』は6枚目のシングルとしてリリース。
『infection』には”爆破して飛び散った 心の破片”という歌詞がある。
“心の破片“が『流星群』として”星になって降る“というつながりの意味があるそうだ。
アルバムでは『流星群』の方が早い曲順位なっているが、シングルとして5枚目と6枚目の順番で発売されたため、本人曰く2つの曲はつながっているのだという。
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