あのさぁ・・・

読み : アノサァ

「あのさぁ・・・」はニコニコ動画や2chで使われる言葉使われ方はいろいろだが、主にホモ的な表現を見た時に書き込まれる。ホモ的な表現に対する反応として他にも「アッ−!」「ウホッ!」「ホモォ…」などがあるが、「あのさぁ・・・」は主に直接的な表現を見た時、呆れた感じ、けだるい感じで使用される。

この言葉については2つの元ネタが存在している。

淫夢における「あのさぁ・・・」

まず一つは例のゲイビデオ『真夏の夜の淫夢』第二章『モデル反撃!犯されるスカウトマン』に登場するDRVSと呼ばれる人物と白いの(SBRとも)と呼ばれる人物の発言。DRVSはスカウトマン、白いのはカメラマンであり、他の男優が日焼けしているのに大して肌が白い。

街中でDRVSがNSOKと呼ばれる男性をスカウト、車内からホテルへ移動し撮影をするわけだが、NSOKは初めての体験であったため痛がって行為を続けることができずDRVSを蹴り飛ばす。「こっちの事情も考えてよ」というDRVSであったが、NSOKは納得しない。そこで白いのが言ったのが「あのさぁ・・・もうバックはいいから。フ○◯やってもらってさ、終わりでいいんじゃない?」というもの。

さらに、その後DRVSがフ◯○を強要するもNSOKは乗り気ではない。そこでDRVSが「あのさぁ・・・もっと舌とか使ってよ。そんなんじゃいつまで経ってもイカないよ。」と発言。またそのすぐ後にも「あのさぁ・・・」と言ったところでキレたNSOKに「なにがしゃぶれだぁ?お前がしゃぶれよ!」と反撃されてしまうのであった。

この第二章はセリフがことごとく重度の棒読みであることから、「あのさぁ・・・(棒読み)」として書かれることも多い。

クッキー☆における「あのさぁ・・・」

もう一つの元ネタは「クッキー☆」という動画に関するもの。

「クッキー☆」というのは東方合同動画企画の総称であり、合作で作られた百合ファン向きの動画のこと。作画やストーリーの酷さというのもあったのだが、セリフの棒読みぶりの酷さに注目が集まった。「ひどい棒読み」というと前述の淫夢第二章が想起されたことから、いわゆる淫夢厨がこの動画に大挙してコメントし、元からクオリティーの低さで荒れていた動画はさらに荒れることとなる。

淫夢厨によって散々オモチャにされたこの動画であるが、その中で棒読みの酷さからネタにされていたのが魔理沙役の演技。UDK姉貴と呼ばれる女性が魔理沙役を担当していたのだが、「サラバダー」などといった迷台詞がクッキー☆のMAD動画などでもネタにされていた。そんなさなか、そのUDK姉貴のコミュが特定され、生放送にも淫夢厨が押し寄せることに。そしてその生放送に参加していた他の人物がクッキー☆ネタで悪ノリしてUDK姉貴を怒らせてしまう。そこでUDK姉貴がキレて言ったのが「あのさぁ・・・イワナ、書かなかった?」というものである。

自身の掲示板などでクッキーに関するコメントはやめてくれと書いてあったものを無視されてネタにされたことに対して憤慨しており、そのため「言わなかった?」と言おうとしたが掲示板での話であるため「書かなかった?」と言い直したものである。魚のイワナとは一切関係ない

また、こちらの動画も淫夢が関わっているということはあるが、発言した本人は前述の淫夢二章での「あのさぁ・・・」とかけているつもりは全くなく、心底怒りと呆れから出た言葉だったのでああろう。この騒動から「あのさぁ・・・」が淫夢関連の場において広く使われることとなった。

このように2つの元ネタが存在するわけだが、まぁどっちも淫夢が関わっており、結局ホモネタってことで。

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