謙虚ライオン

読み : ケンキョライオン

謙虚ライオンの元ネタ・意味

謙虚ライオンとは、「謙虚になれよ!」という意味である。では、なぜ「謙虚ライオン」=「謙虚になれよ」なのか。それにはこんな元ネタがある。

元ネタになったのは2001年10月から2004年3月まで放送されていた日本テレビの番組『マネーの虎』。この番組は事業を立ち上げたい志願者が、マネーの虎と呼ばれる各業界たちの社長たちにプレゼンし、気に入られれば希望額を出資してもらえるという主旨である。

この『マネーの虎』に出演していた実業家の小林 敬謙虚になれよ!」という発言が空耳で謙虚ライオンと聞こえたことから広まっていった。

謙虚ライオン、もとい「謙虚になれよ!」と言われたのは、低価格で讃岐うどんを出す店を開くために2,000万円の出資を希望した志願者。この回は『マネーの虎』史上、志願者が最も社長たちに怒られた回としても有名。虎のメンツが堀之内 九一郎、小林 敬、加藤 和也、川原 ひろし、高橋 がなりというクセのある社長たちであったこともあり、もう可哀想なぐらい怒られる。

志願者は東京で土地付きのうどん店を開くために2,000万円を希望したわけだが、持ってきた事業計画書は折りたたまれた状態の紙切れ3枚で、しかも内容が薄かったため、小林 敬に「非常にお下劣です」と酷評される。
土地代の2,000万円は物件購入費であり、そこに住む予定であったため、なんでんかんでんの社長・川原 ひろしには「どうして僕があなたの家を買わなきゃいけなんだ?」と言われ、ソフトオンデマンドの社長・高橋 がなりには「泥棒」と言われる。

志願者が反論しようとしたところ、小林 敬に「アホンダラ!」「なんなんこれ?子供のお絵かきみたいなもんよ?」「アップで映そか?恥ずかしいて生きていかれへんで」と滅多打ちにされる。

さらに高橋 がなりは「悪意がない泥棒が一番タチ悪いの。さよなら」と退席し、堀之内 九一郎は司会者の吉田 栄作に「真剣に選んで、本当に価値ある人に来ていただきたい」と苦言を呈す。

ここまででももう見ていられないぐらい滅多打ちにされたのだが、出資が得られず吉田 栄作から「ノーマネーでフィニッシュです」と告げられた後、「もう一言でも言いたいことがあれば」と聞かれた志願者は「もう全然、決まりましたんで別に構いません」と発する。
その言葉に小林 敬がぶちギレ、
開き直っているじゃないですか。謙虚になれよ!
と怒声を浴びせられることに・・・。

ちゃんと「謙虚になれよ!」と言っているが、確かに「謙虚ライオン!」と聞こえなくもない。

小林 敬は志願者に対して怒鳴ることが多く、別の番組では以下のような言葉を浴びせている。

お前の人間性グシャグシャにしてやるからな

小林 敬いわく、人間性を否定するのは「一回二回続いた時に魂を感じて感じてくれる」とのこと。

ハリウッドザコシショウがこの感じをモノマネしている

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