Adam’s apple(喉仏)/ アダムズアップル

読み : アダムズアップル(ノドボトケ)

英語では「喉仏」のことを「Adam’s apple」と呼ぶ。喉仏は正式な解剖学用語ではなく俗称で、喉頭隆起(甲状軟骨が突起した部分)を喉仏と呼んでいる。男子は成人になるにつれて喉仏が隆起して目立つようになる。

Adam’s appleの由来・語源

なぜ英語では喉仏のことを「アダムの林檎」を意味する「Adam’s apple」と呼ぶのか?についての由来説は2つ存在する。

ひとつは「創世記」に登場するアダムとイブがエデンの園で禁断の果実である林檎を食べた際、神に見つかって驚いたアダムが林檎を喉に詰まらせたという逸話が由来とされている(喉に詰まった林檎が隆起しているように見えることから)。

アダムは林檎が喉仏に、イブが食べた林檎は胸で止まって乳房になったと言われている。アダムとイブが食べた禁断の木の実が林檎であるかどうかについては定かではないが、林檎を喉に詰まらせたことが「Adam’s apple」の語源であると言われている。

禁断の木の実を食べたことにより、アダムとイブは羞恥心を得ることとなり、喉仏は男性の象徴、乳房は女性の象徴であることから、喉仏と乳房は異性間の羞恥心を象徴しているものともとらえることができる。

もうひとつはヘブライ語で「男の膨れたもの」を意味する「tappuah haadam」が誤訳されて「tapuah haadam(アダムのリンゴ)」となったという語源説。「創世記」において禁断の果実が林檎であるとは明記されておらず、アダムが林檎を喉に詰まらせた説は後付けで作られた話である可能性がある。

喉仏の由来・語源

日本語では喉頭が隆起した部分を喉仏と呼ぶが、なぜ「仏」という字が含まれているのか?

喉仏は軟骨で第二頸椎(背骨の上から2番目の骨)と呼ばれる骨の前にあるのだが、第二頸椎が仏が座禅を組んだような形をしていることから喉仏と呼ばれるようになった。喉仏は軟骨なので火葬すると消えてしまうため、生きている間は喉頭が突起した部分を、火葬後は残った第二頸椎を一般的に喉仏と呼ぶ。

喉仏

【引用元】sougi.com

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