10倍だぞ10倍

読み : ジュウバイダゾジュウバイ

10倍だぞ10倍」は、ネット上でよくネタにされているフレーズ。

実際には10倍にならないような計算の際によくネタとして用いられる他、言葉通り10倍の時や、とりあえず大きな数字であることを表現する際などに使用されている。

10倍だぞ10倍の元ネタ

「10倍だぞ10倍」というフレーズは、プロレスラー・小島聡の発言が元ネタである。

正しくは「1+1は2じゃないぞ。オレたちは1+1で200だ!10倍だぞ10倍
10倍だぞ10倍

1999年3月5日に後楽園ホールで行われた『HYPER BATTLE ’99』というプロレス興行において、そのメインイベントとして永田・越中・佐々木対、ヒロ斎藤・小島・天山のチーム戦が行われた。

試合には永田・越中・佐々木のチームが勝利したのだが、試合後天山と小島のいわゆるテンコジにマスコミがインタビュー、その時に出たのが上記の画像の発言というわけである。

そして、この発言が雑誌『宝島』の読者投稿コーナー『VOW』に掲載され、「1+1で200だ!10倍だぞ10倍」という計算間違いがネタにされる。さらにこの画像がネット上でも広く出回り、小島やプロレスを知らない人にも知られるフレーズとなっていった。

発言の真相

この「10倍だぞ」発言、ネット上ではこの発言以前に相手チームから「1+1で20倍だ」という挑発があったことへの挑発返しに意味であり、小島は計算間違いをしたわけではないという説が広まっていた。

しかし、2006年に小島本人が自身のブログで「数字は苦手でしたが…」と単なる間違いであったことを明かしている。ブログ公開の前に行われた試合では、 「普通のタッグチームは、1+1=2・・・よくて5〜10だけど、俺達は違う。1+1=200だ!10・・・じゃなくて100倍だぞ!!」と、10倍だぞ発言を修正したセリフを自ら絶叫したという。
参考:小島聡 、7年ぶりに計算間違いを修正

いつまで出回ってるんですか(¬_¬)?

さらに時は流れて2014年。1999年の発言から15年が経過してもなおVOWに掲載された画像はネット上でネタにされ続けていた。これを小島が自身のTwitterアカウントで「この画像、いつまで出回ってるんですか(¬_¬)?」と投稿。

自分の発言がネタとして長年いじり続けられていることに対して不快感があるのか、とも見えるツイートだが、その後も続けて自らネタにするようなツイートをしており、本人も楽しんでいる様子。

多くのリツイートやフォロワーの増加に喜ぶ小島だが、『計算が苦手なプロレスラー』として知られるのは悲しいようだ。

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