伊藤計劃

読み : イトウケイカク

伊藤計劃(けいかく)は東京都出身のSF作家で、『虐殺器官』が2006年の第7回小松左京賞の最終候補に残り2007年に作家デビューするも、デビューからわずか2年後の2009年3月20日に肺がんのため亡くなった。
デビュー前からはてなダイアリーで映画・SF評論ブログを書いており、『メタルギアソリッド』シリーズの小島秀夫監督作品のファンであることが知られる。自称「MGSフリークス」「小島原理主義者」。
2008年に刊行された『ハーモニー』は第40回星雲賞(日本長編部門)、第30回日本SF大賞を受賞し、2010年に英訳版が出版され、アメリカのSF文学賞フィリップ・K・ディック賞で特別賞を受賞。

伊藤計劃の由来・意味

伊藤計劃(本名:伊藤聡)というペンネームはデビュー前からやっていたWEBサイトで使っていたハンドルネームで、「自分自身を計画する」という意味が込められている。旧字体の「劃」の字を用いているのは、『プロジェクトA(原題:A計劃)』などの香港映画でよく使われているのが印象的であったため。

参考:『SFマガジン 2007年11月号』

はてなダイアリーやハヤカワSFシリーズJコレクションの著書名などで伊藤計劃(計画)を英語にした「Project Itoh」を用いていた。
2014年にノイタミナムービー第2弾として『虐殺器官』『ハーモニー』を劇場アニメ化するプロジェクト「Project Itoh」が始動し、2015年に劇場公開される。

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