おかずスティール
読み : オカズスティール
【目次】
おかずスティールとは
「おかずスティール」は、定食屋チェーン「やよい軒」の話題で用いられる言葉。
「おかスティ」と略されることもある。
「おかず」を「スティール(steal=盗む)」することであり、他の客のおかずを盗む、あるいは自分のおかずが盗まれることを指す。
やよい軒では、定食・朝食メニューを注文した場合、ご飯のおかわりが無料で何度でも可能となっている。店内に釜があり、そこからセルフでご飯をおかわりしていくというシステムだ。
ご飯をおかわりするということは、だいたいの場合はまだおかずが皿に残っている状態。席を離れてご飯のおかわりをしに行っている際に、席に残したおかずが他の者にこっそり盗られてしまう、それが「おかずスティール」。
おかずスティールの元ネタ・発祥
「おかずスティール」という言葉は2012年頃から2chのなんJで使われ始めたと思われ、結論から言ってしまえばただのネタであり、都市伝説のようなもの。
やよい軒ではおかずを狙われることがあるから初心者は気をつけろ、的なスレであったり、「やよい軒でおかずスティールしたことないやつwwwww」のような、あたかもやよい軒ではおかずの盗り合いが日常的に行われているかのようなスレが立つこともある。
おかずを盗んだのが家族や友人であれば大した問題にならないかもしれないが、全く関係ない他人が盗んだとあれば大問題。というか普通に犯罪行為なので、真に受けて他人のおかずをスティールしたりしないように気をつけなければいけない。
また、やよい軒で実際に「おかずスティール」が行われているわけではないので安心して利用していただきたい。
ドラマ「おかずスティール」
実は2013年に「おかずスティール」というタイトルのドラマが制作され、フジテレビで放送されている。
オムニバスドラマ「フォーチュンクッキー」の第2話として作られたのが「おかずスティール」で、渡辺麻友が主演を務めた。
参考:WONDA×AKB48ショートストーリー「フォーチュンクッキー」-フジテレビ
渡辺麻友演じるOLが残業を終えて定食屋に入り、唐揚げ定食を注文。いざ食べようとすると部長から電話が入り席を離れる。
電話を終え席に戻ると、6個あったはずの唐揚げが1つ減って5個になっている。あたりを見回し他の客が盗んだと推理し、隣の席にいたおじさんを問い詰める。
しかし、実際は唐揚げは盗まれておらず、電話で席を立った時の衝撃で床に落としてしまっていただけだった…。
このドラマの制作スタッフがネットでの「おかずスティール」を知っていたのかどうかは定かではない。ちなみこのドラマではやよい軒ではなく、味咲家という新宿に実在する定食屋が舞台となっている。