エル・プサイ・コングルゥ

読み : エル・プサイ・コングルゥ

「エル・プサイ・コングルゥ」はゲーム/アニメの『STEINS;GATE(シュタインズゲート)』の主人公である(自称)狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院凶真(岡部倫太郎)が口にする別れの挨拶・合言葉。

岡部の中二病設定に付き合わされているルカ子(漆原るか)は岡部に合言葉を尋ねられると恥ずかしそうに「エ、エル・プサイ・コンガリィ・・・」と言うが、「違う!コンガリィではなく、コングルゥだ!」といつも正される。ルカ子はいつも巫女服を着用し、容姿は美少女。だが男だ。女より女らしい美少女。だが男だ。巫女服が似合っている。だが男だ。

「エル・プサイ・コングルゥ」の元ネタになっているのは「ラ・ヨダソウ・スティアーナ」というネット用語。この言葉の主は通称・食堂の男と呼ばれる人物。いわゆる中二病で、岡部…鳳凰院凶真がつながってもいない電話で誰かと会話し機関に追われる自演キャラもこの食堂の男がモデルになっている。

「ラ・ヨダソウ・スティアーナ」という言葉に特に意味はないが、「それが世界の選択か…」とともにネット用語として使われる。「エル・プサイ・コングルゥ」も岡部が考えた造語なので特に意味はない。

2ちゃんねるのモテない男性板 (喪男板)の「カッコいいと思ってやってる・やってた行動6」に書き込まれた以下のレスから「ラ・ヨダソウ・スティアーナ」が広まっていった。内容は岡部…鳳凰院凶真の発言に似ており、オカリ…鳳凰院凶真のキャラモデルであることがよく分かる。

862 :(‘A`) :05/02/25 21:20:29
大学の食堂で国際情勢のニュースを見るたびに(主に戦争関連)
「それが世界の選択か・・・」と寂しそうに呟き、携帯で電話するフリをして
「俺だ、○○(大統領等の名前)はどうやら俺達とやる気らしい・・・」等とほざいて
「あぁ、わかってる。あいつなりの考えだな。ラ・ヨダソウ・スティアーナ(別れの合い言葉、意味はない)」
と電話を切り、寂しそうに飯を食う。というまわりの奴らに脅威を与えるのをやってた。

岡部…鳳凰院凶真の中二病発言
「ああ、すべては運命石の扉(シュタインズ・ゲート)の選択のままに。エル・プサイ・コングルゥ」
「岡部ではない。俺の名は、鳳凰院凶真だ!」
「緊急要請666号、冷厳なる封印(クーリングオフ)を発動させろ!政府の承認?そんな事を言ってる場合では」
「それが運命石の扉-シュタインズゲート-の選択だ」
「震えよ、我が右腕。契約に基づき命じる。漆黒の炎を纏いて。我が望みを満たせ」
といった発言をオカリンはしているわけだが、「エル・プサイ・コングルゥ」含め、なかなかの中二病の内容。

シナリオを手がけた林直孝氏が元ネタについてインタビューで明かしている。

“ラ・ヨダソウ・スティアーナ”からヒントを得て、僕なりに考えた“特に意味はない、別れのあいさつ”です。“意味のなさこそに意味がある”ということで、変に意味を込めてしまうとダメだと思うんですね。まったく意味がない言葉であることが重要なんです。

参考:“エル・プサイ・コングルゥ”の元ネタとは

「エル・プサイ・コングルゥ」のスペル(英語の綴り)

未来の岡部のメールアドレスはsg-epk@jtk93.x29.jpであり、sgは「steins;gate(シュタインズゲート)」、epkは「EL PSY KONGROO(エル・プサイ・コングルゥ)」の略であることがわかる。「エル・プサイ・コングルゥ」の正確な綴りは不明だが、メアドによるとコングルゥはKで始まるようだ。また、未来ガジェットの公式Twitterにおける岡部の発言によると、KONGROOというスペルのようだ。

未来ガジェット研究所(‏@FutureGadgetLab)
お前の胸の中にあるもの。それが答えだ。俺の中ではKONGROOが正しい。『俺の中では』な。《001》

Tシャツが発売されているが、スペルは「EL PSY CONGROO」となっている。しかし、岡…鳳凰院凶真が言うところの、自分の胸の中のあるものが答えであるゆえ、正解などない。自分が正しいと思ったスペルを胸に刻めばいいのだ。特に意味はない、そうだろう?

ラ・ヨーダ・スタセッラ

アニメの第24話『終わりと始まりのプロローグ -Achievement Point-』の最後に鳳凰院凶真はまた別の合言葉を放っている。

ラボメンナンバー007のピンバッジは助けがほしいときはそれを握り締め、ラ・ヨーダ・スタセッラと唱えるがよい

「エル・プサイ・コングルゥ」ではなく、「ラ・ヨーダ・スタセッラ」という新しい合言葉。これも特に意味はないが、元ネタの「ラ・ヨダソウ・スティアーナ」に近い響きがある。

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