ジャイロ・ツェペリ
読み : ジャイロ・ツェペリ
ジャイロ・ツェペリは荒木飛呂彦のマンガ『ジョジョの奇妙な冒険 Part.7 スティール・ボール・ラン』の登場人物であり主人公の一人。
死刑執行人の家系に生まれるも、死刑にされそうな少年を救うためにスティール・ボール・ランに参加している。
鉄球に回転を加える技術によって敵への攻撃や、肉体の変化など様々な効果を起こすことができる。
ジャイロ・ツェペリの元ネタ・由来
「ツェペリ」というファミリーネームはジョジョシリーズではおなじみのツェペリ一族と同じ、ただしこれまでのシリーズとは違いSBRはパラレルワールド的な世界となっている。「ツェペリ」はイギリスのハードロックバンド『レッド・ツェッペリン』が元ネタ。
「ジャイロ」はジャイロボールなどに代表されるジャイロ回転が由来となっている。物体が自転運動をすることで姿勢を乱されにくくなる現象をジャイロ効果と呼ぶ。彼が使う鉄球の「回転」の技術と「ジャイロ回転」をかけたネーミングと思われる。
ジャイロの鉄球の回転によってスタンド同様のヴィジョンを持つ技術『ボール・ブレイカー』はロックバンドAC/DCの楽曲『Ballbreaker』が元ネタ。
また、ジャイロ・ツェペリにはモデルとなっている人物が存在する。
モデルとなっているのは18世紀フランスの死刑執行人シャルル=アンリ・サンソン。代々パリで死刑執行人を勤めたというサンソン家の4代目で、ルイ16世やマリー・アントワネットなどの処刑にも関わっている。
死刑執行人でありながらも死刑廃止論者であったことや、サンソン家は死刑執行人でありながら医師でもあったことなどジャイロ・ツェペリのモデルとなっている部分が見受けられる。シャルル=アンリ・サンソンがジャイロのモデルであることは作者の荒木飛呂彦自身が公言している。