アイホン
読み : アイホン
アイホンは愛知県に本社を置く電気機器メーカー。インターホンの製造販売が主で、国内のインターホントップシェアを誇る。インターホンに書かれた「アイホン」の文字を目にしたことがあるという方も多いはず。英語表記では『AIPHONE』
【目次】
アイホンの由来
アイホンは社名でありインターホンの商標でもある。1948年の設立当時は「東海音響電気研究所」だったが1952年に「愛興高声電話器合資会社」に変更。そして1954年に製造販売していたインターホンの商標を社名の「愛」と「インターホン」を組み合わせた「アイホン」とし、1959年には社名も「アイホン」としアイホン株式会社となった。
アイホンとiPhone
「アイホン」と聞くとApple社のスマートフォン端末「iPhone」を連想する人も多い。
アメリカで初代iPhoneが発表・発売されたのは2007年で、日本ではその翌年2008年にiPhone3Gが発売された。Appleは発表の前年2006年に日本での「iPhone」の商標登録を申請したのだが、すでに登録されていた「アイホン」と類似しているということで申請は取り下げられた。それでもその後日本で「iPhone」が発売されたのはアイホンが商標の使用を許諾しているからである。Apple社からアイホン社へ年間1億円の商標使用量が支払われている。海外での商標については両社の商標が共存する状態となっている。
「アイフォーン」
また、日本での商標使用許可を出す条件として国内でのカタカナ表記・発音については「アイフォーン」とすることが定められている。一般的に「iPhone」は「アイフォン」と発音する人が多く、「アイフォーン」という表記や発音を目にして違和感を覚える方が多いと思うがこういった理由がある。
実際にiPhoneで「アイフォン」や「アイホン」と入力しても変換の候補に「iPhone」は出てこず、「アイフォーン」と入力すると「iPhone」に変換することができる。以前は「アイフォン」でも変換できたのだが、iOS9あたりから仕様変更されたようだ。商標使用云々の件はもっと以前のはずなのでなぜそのタイミングで変更されたのかはわからないが、なんにしてもiPhoneで「アイフォン」を「iPhone」と変換するのはマズいということなのだろう。
他のiPhone関連のネタもあわせてどうぞ