HMV

読み : エイチ・エム・ヴイ

HMVはイギリスを中心に世界中に店舗を構えるレコード販売店。
イギリスの本家HMVは2013年1月に経営破綻。日本のHMVはローソンが買収しているため直接的な影響はない。

HMVのという社名の由来は、英グラモフォン(現在の英EMI)のトレードマークである「ニッパー」のキャッチコピー「His Master’s Voice」。
犬のニッパーは亡くなったご主人の声を聴くため、蓄音機に耳をかたむけている。
この様子が「His Master’s Voice(主人の声)」の由来となっている。
頭文字をとって「HMV」という社名としていて、社名の正式名称は「His Master’s Voice」となっている。

犬のニッパーと主人と蓄音機

「ニッパー」はイギリスの風景画家マーク・バラウドの飼っていたフォックス・テリア犬。
マークが亡くなった後、弟の画家フランシス・バラウドが「ニッパー」を引き取り、亡くなったはずの主人・マークの声が蓄音機から聴こえるのを不思議そうにのぞき込んでいた姿をフランシスが描いた。

HMV His Masters Voice

渋谷系ミュージックのブームを牽引

1990年代の前半、日本での主要店であったHMV渋谷が「渋谷系ミュージック」の発信源となるなど、音楽シーンにとって重要な役割を担っていたが、CD売上低下の影響を受けHMV渋谷は2010年8月22日に閉店となった。その後、2014年8月に中古、新品のアナログレコード、CDの専門店としてHMV record shop 渋谷がオープン。

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