WILLCOM(ウィルコム)
読み : ウィルコム
WILLCOM(ウィルコム)はPHSを中心とした通信事業を展開するソフトバンクの子会社。
1995年にポケット電話という社名でPHS事業を開始し、1999年にPHSブランド「H”(エッジ)」、2001年にパケット通信サービス「AirH”」の展開を開始。
2004年にアメリカの投資ファンド・カーライル・グループに買収され、翌2005年に社名をウィルコムに変更。
2009年に通信事業者として過去最高額となる2060億円の負債を抱え、経営再建を図るも好転せず、2010年にソフトバンクの完全子会社となって経営再建が行われた。
WILLCOM(ウィルコム)の由来・意味
WILLCOMという社名は「Will」と「Communication」が由来となっている。「Will」はネットワークを指す「Wireless IP Local Loop」の頭文字と、”快適で利便性の高い通信サービスを提供する”という意志を込めた「Will(意志)」の2つの意味がある。
「Communication」にはワイヤレス通信が実現する未来(未来形の「Will」)をワイヤレスコミュニケーションを通じて実現するという意味が込められている。
※「WILL(Wireless IP Local Loop)」は通信事業者と加入者宅を無線で接続するネットワークシステムを意味する
参考:社名の変更について(WILLCOM公式サイト)
AirH”からAIR-EDGEへ
2001年に展開開始したパケット通信サービス「AirH”」は2005年の社名変更と同時に「AIR-EDGE」へと表記変更された。「H”」は「H(エッチ)」に「”(濁点)」を付けて「エッジ」と読ませていた。しかし、「H”」は日本人以外は読むことができず(日本人でも知らないと読み方が分からないが)、2004年にアメリカのカーライル・グループに買収されたため、外国人でも読めるように「AIR-EDGE」という表記に変更された。