ブラックフライデー(Black Friday)
読み : ブラックフライデー
ブラックフライデー(Black Friday)は、アメリカにおいて感謝祭(毎年11月第4木曜日)の翌日・金曜日のことを指す。11月第4金曜日のブラックフライデーよりクリスマス商戦が開始し年末商戦へとながるため、各店舗で盛大なセールが開催される。
ブラックフライデーは、祝日である感謝祭と土日の間に挟まれているため休日とすることが多い。オンラインにおけるセールの開始日は感謝祭の翌週・月曜日とされ、サイバーマンデーと呼ばれている。
ブラックフライデーの由来・起源
ブラックフライデーの起源は1960年代にまで遡る。
感謝祭の翌日・金曜日であるこの日は、ショッピングを楽しむ買い物客が多く、渋滞や混雑が起きるため、警察も出動しなければならない。警察にとって多忙な日であることから、フィラデルフィア(米国ペンシルベニア州南東部の都市)の警察がブラックフライデーと呼び始めたのが起源と言われている。
ブラックフライデーという呼称は、1975年ごろからアメリカで一般的にも広く使われるようになっていった。
この日は売上が大幅に伸びることから、ブラックフライデーには「黒字」の意味も含まれている。「黒字」は英語で「in the black」という。
アメリカには他にも「ブラック」を関する曜日があるが、それらは株価暴落を示す日であるため、ブラックフライデーと違い「暗黒の~」という意味で使われている。
●ブラックサーズデー(暗黒の木曜日)
1929年10月24日木曜日にアメリカで起こった株価大暴落「ウォール街大暴落」を指す。
●ブラックチューズデー(暗黒の火曜日)
1929年10月24日のブラックサーズデーに続いて同月29日火曜日にも起きた株価大暴落。
●ブラックマンデー(暗黒の月曜日)
1987年10月19日月曜日に起こったニューヨーク株式市場の暴落を端に、世界的株価大暴落が発生。ブラックサーズデーを上回る株価下落率が生じ、世界恐慌の原因となった。