MISIA
読み : ミーシャ
MISIAは長崎県対馬市出身のソウル・R&Bシンガー。1998年2月21日にシングル『つつみ込むように…』でデビュー(PVにはEXILEのMAKIDAIがバックダンサーとして参加している)。
7thシングル『Everything』(2000年10月25日)はフジテレビ系ドラマ『やまとなでしこ』主題歌に起用され、200万枚を超えMISIA自身初となるミリオンセラーを達成。女性アーティストのシングルの最高記録を樹立し、現在もこの記録は破られていない。
社会活動にも貢献しており、2010年3月2日に国連より「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」の名誉大使に任命されている。
MISIAの由来・意味
MISIAの由来とされる説はいくつかあるが、Messiah(メシア:救世主)とASIA(アジア)をかけたものであると言われており、”ASIAの人々に自分の音楽を伝えたい”、”音楽界の救世主(メシア)になりたい”という想いが込められているそう。
2ndシングルとしてリリースされた『陽のあたる場所』のデモテープに佐々木潤氏が「MISIAへ」と書いてくれたことがきっかけとなり、MISIA本人がこの名前を気に入ってアーティスト名になったという話もある。
もうひとつの由来説は、本名の伊藤美咲(日本では非公開になっているが海外では公開されている)と、ASIAをかけたというもの。「伊藤美咲」=「Misaki Ito」=「M.I」にASIAをかけてMISIAとしたという説、またはMISAKIの”K”を省いて”A”と”I”を並び替えてMISIAとしたという説もある。
他には、美咲の愛称として「みさ」が由来であるという説もある。これは九州北部地方のお年寄りが「みさ」を「みしゃ」と発音することから、「みさ」=「みしゃ」=「みーしゃ」=「MISIA」となったという説。
MISIAは自身初の来韓公演時にMISIAの名前の意味を聞かれた際、以下のように答えていることから、ASIAが名前の由来のひとつである可能性は高い。
(MISIAは)アジアのソウル(Soul)という意味です。ソウルは私の魂が何かを絶えず問いかける音楽です。だから心のいちばん奥深いところに届くんです。幼いころにゴスペルを聞いた衝撃はいまだに忘れられません。ソウルミュージックを歌いながら、アジア人だという意識を持つようになりました。自分だけの東洋的なソウルミュージックを歌ってみたかったんです。
【参考】日本人歌手MISIA、愛唱曲『アリラン』の国を訪れる(中央日報)
『Everything』:中西保志、SOTTE BOSSE、布施明など日本のアーティストをはじめ、Boyz II Men、Erykah Badu&Common、Eric Martin(MR.BIG)など、海外のアーティストにもカヴァーされている。