amazarashi
読み : アマザラシ
amazarashiは青森県出身の秋田ひろむ(Vo/Gt)と豊川真奈美(Key)によるロックバンド。個性的な詩の世界が話題になり口コミで広がっている。本人のメディア露出はなく青森県むつ市在住という以外の多くは謎に包まれているが、秋田ひろむは小学6年の時に姉が聴いていたTM Networkに憧れキーボードを買ったことがきっかけで音楽をはじめ、ブルーハーツの真島昌利や友川かずき、作家の寺山修司、太宰治などに影響を受けている。PVの映像はアニメーションを取り入れたものもあり非常にクオリティが高い。

amazarashiの由来・意味
バンド名の由来は”雨にぬれるまま”を意味する「雨曝し(あまざらし)」。秋田ひろむはあるインタビューでバンド名の由来についてこう答えている。
日常、降りかかる悲しみや苦しみを雨に例えてつけました。僕らは雨曝しだが“それでも”というところを歌えたらなと思って
“それでも”の続きはamazarashiの音楽からそれぞれ感じるものが違うと思うが、雨にさらされていても”それでも”進んでいく、というような肯定的な意味が込められているのだろう。
メジャー1stミニアルバム『爆弾の作り方』収録の『夏を待っていました』のMVは文化庁メディア芸術祭 エンターテイメント部門で優秀賞を受賞。

『アノミー』はTBS系ドラマ『ヘブンズ・フラワー The Legend of ARCANA』の主題歌に起用。「アノミー(anomie)」は”社会秩序が乱れ、混乱した状態にある“ことを意味し、寺山修司の『アダムとイヴ、私の犯罪学』をモチーフにしてできた曲。普段ニュースを見ていて感じる不安、その根底にあるものを歌っている。
