バーニラバニラバーニラ

読み : バーニラバニラバーニラ

「バーニラバニラバーニラ」は、近年よく見られるフレーズで、様々な分野で替え歌やパロディーを見ることができる。

このフレーズそのものがネタにされたり、節に合わせた替え歌だったり、後述のトラックが再現されたりと話題になることが多い。

バーニラバニラバーニラの元ネタ

このフレーズは、「バニラ」という求人情報サイトの宣伝トラックから流れる曲が元ネタで、渋谷や池袋などの繁華街を大音量で繰り返し流しながら走行していたことから話題となった。

こちらが街を走るバニラの宣伝トラック。

爆音で同じフレーズを繰り返すことから、基本的にはうるさいという声が多いが、単純なメロディーと歌詞がひたすら繰り返されるため耳に残り、ついつい口ずさんでしまうなど中毒性が高いという声もある。

YouTubeにはバニラの公式チャンネルも開設されており、公式テーマソングとしてフルで聴くことができる。


概要欄にも「新曲」と書かれていたり、ネットに上がっている町中を走るトラックの動画を見ても、曲のアレンジが時々変わっていることがわかる。

しかしメインの部分の歌詞とは以下のお馴染みのものがほとんど共通で使われているようだ。

バーニラ バニラ バーニラ 求人!
バーニラ バニラ 高収入!!
バーニラ バニラ バーニラ 求人!
バーニラ バニラでアルバイトー!!

さらに「メンズバニラ」という男性向けの求人サイトと、そのテーマソングも存在し、こちらのトラックも目撃されている。

バニラのトラックは当初渋谷など東京の繁華街を中心に走行しており、話題になった当初は東京の一部の人にしか伝わらなかったが、その後大阪や名古屋、福岡、札幌といった大きな都市でもトラックが走るようになり徐々に様々な地域で知られるようになった。それでも全国どこでも走っているというわけではないので、一切見たことがないという人も多い。

京都では景観に配慮した控えめのトラックが目撃され話題に。

バニラのトラックを再現したプラモデルも販売されている。

バニラテーマソングの原曲

バニラのトラックから繰り返し流れるこの曲。聞き馴染みのある曲だけど、元の曲がなんなのかわからないという人も少なくないのでは。

まずこの「バーニラ、バニラ、バーニラ、求人」という歌詞とメロディーは、飲み会で古くから使われている「パーリラ、パリラ、パーリラ、フッフー♪」という定番のコールが元となっている。

また、テーマソングの旧バージョンの中には、お馴染みの「バーニラ、バニラ」の後に「バニラの求人見た〜い〜♪」というメロディーが入ってくるものがある。

この部分もやはり「パーリラ」と同じく飲み会で定番のコールである「◯◯(人名)のイッキが見た〜い〜」を用いたものだと思われる。夜のお仕事の求人ということで、そちらの人に馴染みのあるメロディーを採用したのだろうか。

そして、この「◯◯のイッキが見た〜い〜」というコールだが、これはスポーツの応援などでもよく聞かれるもので、有名なところでは元サッカー日本代表・森島寛晃へのチャント(応援)「モリシのゴールが見た〜い〜」などでも用いられている。

野球の応援でも「◯◯のアーチが見た〜い〜」といった感じでよく耳にするが、

そのコールの元をたどると、元プロ野球選手・西武ライオンズの秋山幸二の応援歌へとたどり着く。

そしてさらに、この応援歌は1985年に荻野目洋子がリリースした「恋してカリビアン」という曲のサビ部分の替え歌であることがわかる。

タネたんの一言
要するに飲み会のコールってことだね

《こちらのネタもどうぞ》

マンガ・アニメ・音楽・ネット用語・なんJ語・芸名などの元ネタ、由来、意味、語源を解説しています。

Twitter→@tan_e_tan