おとなはウソつきではないのです
読み : オトナハウソツキデハナイノデス
「おとなはウソつきではないのです」は「まちがいをするだけなのです」とセットで使われるフレーズ。
「おとなはウソつきではないのです」の元ネタ
「おとなはウソつきではないのです」の元ネタはマンガ『ジョジョの奇妙な冒険』の作者である荒木飛呂彦の言葉。
第1部の登場人物であるウィル・A・ツェペリがジャンプ掲載時に「わしは・・・結婚もしなかったし・・・家族ももたなかった・・・」と死の間際にジョジョに語っていたが、第2部でツェペリの孫であるシーザー・アントニオ・ツェペリが登場したため抗議が殺到した。作者の荒木飛呂彦はこの件について単行本の第4巻のあとがきでお詫びの文を掲載。その最後の一文が「おとはなウソつきではないのです。まちがいをするだけなのです・・・」である。この一文の前には「「おとなはウソつきだ」と思った少年少女のみなさん、どうもすみませんでした。」と謝罪をし、大人はウソつきではなく、大人も間違いをするのだと述べた深い一文。
単行本では「わしは・・・若い頃結婚していた」と修正されている。
どうもすみません。これは、おわびのためのあとがきです…。
『ジョジョ』のご愛読、ありがとうございます。
なぜ、突然、作者のぼくが、この4巻のあとがきを書くのか?
それは、現在、本誌(週刊少年ジャンプ)に連載中の『ジョジョ』に シーザーというツェペリさんの孫が出てくるのですが、そのシーザーの存在について、 大変重大なミスが、この第4巻に収録されている中に、あったためです。そのことについての抗議の手紙や電話をたくさんいただきました。
「ふざけるんじゃねえ!」とか「いいかげんな話をかくな!」とか 「おとなはウソつきだ!」とかの、少年少女の絶望と怒りと悲しみの声でした。
(おっと…ミスに気付かなかった読者のみなさん!「へぇ~、そーなの、どこかな?」とかいって、わざわざ探したりしないでください)そこで、その箇所を訂正して、ここでおわびするために、このあとがきを書いたのです。
『ジョジョ』は、壮大な構成と緻密な計算のもとにつくられている作品ですが、長くかきつづけると、そこにヒズミやキズができてくるということでしょうか…。
「おとなはウソつきだ」と思った少年少女のみなさん、どうもすみませんでした。 おとはなウソつきではないのです。まちがいをするだけなのです……。それでは、これからも『ジョジョ』の応援、よろしくね。