やっぱつ令和

読み : ヤッパツレイワ

「やっぱつ令和」は、辛い時に用いるフレーズ。

説明するまでもないが、読み方は「やっぱつれいわ(つれえわ)」であり、平成の次の新元号「令和」を用いた元号ギャグ・ダジャレである。

令和

やっぱつ令和の元ネタ

2019年4月1日の新元号「令和」発表直後からネット上のあちらこちらで誕生したダジャレ「やっぱつ令和」。これはゲームソフト『ファイナルファンタジーXV』のセリフ「やっぱ辛えわ」が元ネタである。

「やっぱ辛えわ」は作中でも非常に印象的なセリフであり、FF15屈指の名言(迷言)とされ、何かとネタにされている。「令和」発表以前からネタにされていたが、それがまた少し違った形で再燃したという格好だ。

以下、ストーリーのネタバレも含みますので、これからゲームをプレイしようという方はご注意ください。

「やっぱ辛えわ」

「やっぱ辛えわ」は、『ファイナルファンタジーXV』の主人公・ノクティスのセリフであり、エンディング中に登場する。


前後のセリフを書き出すと以下のようになる

ノクティス:
オレな 覚悟して帰ってきたんだよ けど
なんかこうして おまえらの顔見たらさ
悪い
 やっぱ辛えわ

プロンプト:
そりゃ 辛えでしょ

グラディオラス:
ちゃんと言えたじゃねえか

イグニス:
聞けてよかった

ノクティス:
みんなどうもな
オレ おまえらのこと好きだわ

エンディングに登場するとは言ったものの、このシーン自体はラストダンジョンに入る前の最後のキャンプの時のもので、それがエンディングで回想のように流れるというものである。

これは真の王となるため10年間の眠りについていたノクティスが目覚め、10年ぶりに仲間と再会したというシーン。ノクティスが「辛えわ」と言っているのには色々と理由があるわけだが、簡単に言うと「シガイ」という魔物と、世界を覆う「星の病」という瘴気を世界から取り除くために自らの命を引き換えにする必要があるため。

要するに死を覚悟したものの、仲間の顔を見ると「やっぱり辛い」という気持ちがこみ上げてきたことを表現したセリフで、それだけ見ると感動的なシーン

しかし、ここに至るまでのストーリーの内容ゲーム自体の完成度などから、ゲームへの酷評とともにこの一連のセリフもネタ扱いされている。素直に感動したという人もいれば、全く感動できずむしろ笑ってしまったという人もおり、どのように感じるかは実際に自身でゲームをプレイしていただくのが良いだろう。

「やっぱ辛えわ」は、辛いことがあった時にそのまま使うことができるという汎用性の高さに加え、「そりゃ辛えでしょ」「ちゃんと言えたじゃねえか」「聞けてよかった」といった返しのセリフもあるといったあたりがネット上で広く使われるネタとなった要因だと考えられる。

Twitterで見られる「やっぱつ令和」

Twitter上でも新元号「令和」発表直後から早速ネタにされ、セリフのシーンの画像が大量に投稿された他、ネタにするツイートも多数見られた。

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