ソーダー村の村長さん
読み : ソーダームラノソンチョウサン
「ソーダー村の村長さんがソーダー飲んで死んだソーダー」って歌、昔歌っていた気がする。
「ソーダー村ってどこにあるの?」
「なんでソーダー飲んで死んじゃったの?」
なんて思いながら何となく歌っていた。この歌には元ネタになった詩があることは案外知られていない。というか、ソーダー飲んで死んだソーダーってどんな歌だよ・・・。
ソーダー村の村長さんの元ネタ
元ネタになっているのは詩人・児童文学作家の阪田 寛夫の詩『そうだ村の村長さん』である。実は、「ソーダー村の村長さん」ではなく、「そうだ村の村長さん」だったのだ。
この詩は昔からよく替え歌に使われていたようで、
そうだ村の村長さんがソーダ飲んで死んだそうだ。葬式饅頭でっかいそうだ。中にはあんこがないそうだ。
ソーダ村の村長さんがソーダを飲んで死んだソーダ。みんながゆうにはウソダって、村長さんが飲んだソーダはクリームソーダのソーダだそうだ。お代わり100杯したそうだ
といった替え歌もあり、地域や年代によってバリエーションが違っているソーダ。うちの地域では「ソーダー村のソーダさんが~」だったような気が・・・
『そうだ村の村長さん』 阪田 寛夫
そうだむらの そんちょうさんが
ソーダのんで しんだそうだ
みんながいうのは ウッソーだって
そんちょうさんがのんだソーダは
クリームソーダのソーダだそうだ
おかわり十かいしたそうだ
うみのいろしたクリームソーダ
なかでおよげばなおうまそうだ
クリームソーダのプールはどうだと
みんなとそうだんはじめたそうだ
そうだむらではおおそうどう
プールはつめたい ぶっそうだ
ふろにかぎるときまったそうだ
そうだよタンサンクリームおんせん
あったかそうだ あまそうだ
おとなもこどもも くうそうだけで
とろけるゆめみてねたそうだ
余談だが石川 優吾というマンガ家が『ソーダむらの村長さん』というマンガを書いている。人口二百人の過疎の村の村長の孫娘が主人公だそうだが、どういう内容か激しく気になる。
さらに余談だが、湖西 晶というマンガ家は『ソーダ村のソーダさん。』という4コママンガを書いている。
簡単に内容を解説すると、ダム湖の湖底に沈んだ左右田神社ではかつて4人の死者を出した炎上事件が起きていた。新米記者・古浦果子が真相を調べるため現地を訪れると、
なんと事件直前の時代にタイムスリップ。という内容だそうで、前作は『ソーダ屋のソーダさん。』だそうだ。
こうなると、もう何がソーダーでソーダじゃないのかわかんなくなってきた。