シーッ、静かに。愛は静寂に包まれて割れてしまうクリスタル
読み : シーッ、シズカニ。アイハセイジャクニツツマレテワレテシマウクリスタル
「シーッ、静かに。愛は静寂に包まれて割れてしまうクリスタル」とは、よく分からないけど口に出して言いたくなる言葉。Twitterでつぶやかれるのをたまに見かける。
シーッ、静かに。愛は静寂に包まれて割れてしまうクリスタルの元ネタ
「シーッ、静かに。愛は静寂に包まれて割れてしまうクリスタル」は、フランスの芸術家(歌手・監督・俳優)セルジュ・ゲンスブールの言葉が元ネタである。以下のフランス語の原文を日本語に訳したものがこの言葉。
Chut! l’amour est un cristal qui se brise en silence.
筆者は日本語はペラペラだが、フランス語に関しては(知識が)ペラペラなので、単語の意味だけ解説する。
「Chut」・・・静かに
「l’amour」・・・愛
「cristal」・・・クリスタル、水晶
「silence」・・・沈黙
え…「愛は静寂に包まれて割れてしまうクリスタル」がどういう意味かって?それはね、愛は静寂に包まれて割れてしまうクリスタルのようなものなんだよ、わかるよね?愛を知らない僕にはわからないけどね。
あ、あと、フランス語のサイトから出典を一生懸命探したけれど、フランス語に関して(知識)がペラペラすぎて出典がわからなかったことを付け加えておく。だからこれぐらいで許して。
セルジュ・ゲンスブールについて
セルジュ・ゲンスブールと歌手のジェーン・バーキンは、結婚はしていないが事実婚をしていた仲であった。俳優のシャルロット・ゲンズブールは2人の間に生まれた愛娘。
セルジュ・ゲンスブールが作詞作曲し、ジェーン・バーキンとのデュエット曲としてヒットした『Je T’aime,…Moi Non Plus(ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ)』は、バーキンによる、あえぎ声の演技が録音されている曲としても有名。
この曲は当時不倫関係にあった女優のブリジット・バルドーのために書いた曲で、バルドーによるあえぎ声の演技も録音されていたが、バルドーは当時の夫、ギュンター・ザックスへの配慮から辞退し、バーキンが歌うことになり、あえぎ声の演技もバーキンのものに差し替えられた。
※「Je T’aime(ジュテーム)」はフランス語で「愛している」の意味。Oh…
セルジュ・ゲンスブールは歌詞に言葉遊びを取り入れるなど言葉を巧みに操り、性的なメタファーもよく使っていた。セルジュ・ゲンスブールは、他に以下のような名言を残している。
最後の女か最後の煙草か、どちらか選ばなくてはならないならば最後の煙草を選ぶ。捨てる時に楽だから。
問題は、自分から情熱を捨てるか、それとも情熱に見放されるのかである。
酸素が嫌いだから、俺は煙草を吸う
肉体の愛に出口なし