どん兵衛
読み : ドンベエ
どん兵衛は日清食品から発売されているカップ麺タイプのうどん、そば
1976年に当時人気だった「マルちゃんのカップうどんきつね」に対抗するべく販売が開始され、その後きつねだけでなく天ぷらうどんやカレーうどん、ちゃんぽんやとん汁うどんなどが発売されている。
どん兵衛の由来
「どん」は「うどん」の「どん」、「どんぶり」の「どん」、さらに関西弁の「どんくさい」の「どん」でもある。「どんくさい」はのろまや不器用という意味があり、付けることでスマートさからは程遠く、ほのぼのした人間的な暖かさを表現している。
「兵衛」は日本人の名前につく「◯◯兵衛」をつけたもの。
日清では「うどんはどんぶりで食べるもの」という日本人の習慣に合わせて同社のカップヌードルのような縦型ではなくどんぶり型のカップを採用したとのことで、そういったこだわりもあって「どんぶり」の「どん」という意味も入っている。また、うどんだけでなくそばのシリーズも発売されている
うどんつゆの違い
一見同じどん兵衛でも東日本と西日本ではつゆの味が異なっている。
これは歴史的につゆの味に違いがあることから、それぞれの地域で異なる味のつゆを使って販売している。関ヶ原を境として東日本向けと西日本向けが発売されており、東はかつおベースの濃口、西は昆布ベースの薄口となっている。境となる三重や滋賀ではこの両方を扱っている場合がある。また、海外向けに輸出される場合は西日本向けのだしが使われている。
東日本向けか西日本向けかを見分けるにはパッケージに印字された(E)もしくは(W)の文字を確認すれば良い。