毛皮のマリーズ

読み : ケガワノマリーズ

毛皮のマリーズは2003年に結成され、2011年12月31日をもって解散した4人組のロックバンド。通称はマリーズ。2005年に前任ドラマーが失踪し、ギターの越川和磨と同じバイトでドラム未経験であった富士山富士夫が加入。富士山は加入前はお笑い芸人を目指しており、人力舎でお笑いコンビを組んでいた。ヴォーカルの志磨遼平は解散後にドレスコーズを結成し活動いている。

毛皮のマリーズの由来

バンド名は劇作家・寺山修司の戯曲『毛皮のマリー』(1967年)を由来としている。志磨遼平が美輪明宏や寺山修司を好んでいたことから、美輪明宏も出演したことがある『毛皮のマリー』をバンド名に。ローリング・ストーンズは彼らがフェイバリットにあげていたマディ・ウォーターズの「ローリング・ストーン」をバンド名にしたように、自分たちも好きな作品をバンド名に、しかし”あえて音楽じゃないものをバンド名にしよう”ということから選ばれた。志磨遼平は小さい頃から寺山修司が好きで、江戸川乱歩、夢野久作、澁澤龍彦、太宰治なども好んで読んでいたそう。

『ボニーとクライドは今夜も夢中』の由来

1stアルバム『毛皮のマリーズ』に収録されている『ボニーとクライドは今夜も夢中』は、1930年代のアメリカ・テキサス州ダラスを中心に強盗や殺人を繰り返していたクライド・バロウとボニー・バーカー夫婦の通称「ボニーとクライド」が由来。『俺たちに明日はない』(1967年)は「ボニーとクライド」の実話を元にした映画。あるファンレターに書いてあった「あなたは私のクライドです、一緒に銀行強盗しませんか」という文面からタイトルを思いつき、「ひと昔前のロックバンドが、レコード会社にイヤイヤ書かされた(であろう)シングル曲」というテーマで曲を書いたそう。

1stアルバム『毛皮のマリーズ』のラストに収録の『晩年』は太宰治の同名小説が由来となっている。、本アルバム制作期間がちょうど太宰治の生誕100周年にあたり、志磨遼平は長らく太宰治から遠ざかっていたが、色んなところで目にしたことをきっかけに太宰治を読み返したそう。このアルバムも『晩年、或いはファースト』というタイトルにしようと考えたそうだが、メジャーデビュー=再スタートとしてバンド名を冠することに。
毛皮のマリーズ