『SSSS.DYNAZENON(ダイナゼノン)』は、2021年4月から放送開始したテレビアニメ。制作はTRIGGER。2019年12月14日、15日に開催された「TSUBURAYA CONVENTION 2019」にて本作の制作が発表された。「SSSS」の部分は読まず、「DYNAZENON(ダイナゼノン)」とだけ読む。
円谷プロの特撮ドラマ『電光超人グリッドマン』を原作とする作品で、2018年に放送された『SSSS.GRIDMAN』と共に、「GRIDMAN UNIVERSE 」の作品のひとつとして制作された。『SSSS.GRIDMAN』の制作陣による作品であるが、続編ではなく完全新作とのこと。
「GRIDMAN UNIVERSE」は、『SSSS.GRIDMAN』や『SSSS.DYNAZENON』を中心とした世界観や物語、モチーフ、ビジュアルを、映像や商品として展開するプロジェクトの総称。
『SSSS.DYNAZENON】のタイトルロゴに「GRIDMAN UNIVERSE」のプロジェクト名が表記されている。『SSSS.GRIDMAN』のタイトルロゴには当プロジェクト名が表記されていない。
SSSS.DYNAZENON(ダイナゼノン)とは?(意味・由来)
『SSSS.DYNAZENON』のタイトルにある「SSSS」の意味・由来は、2つ推測される。
(1)Scarred Soul Shine like Stars
(2)Superhuman Samurai Syber-Squad
(1)の「Scarred Soul Shine like Stars」は、『SSSS.DYNAZENON』の第一話の冒頭(40秒あたり)に登場した言葉 。likeを除いた頭文字をとると「SSSS」になる。直訳すると「傷ついた魂が星のように輝く」という意味。オーイシマサヨシが歌う主題歌の『インパーフェクト』の2番のサビ終わりの間奏に、「Scarred Soul Shine like Stars”DYNAZENON”」というコーラスが入っている。
(2)は、姉妹作品の『SSSS.GRIDMAN』の原作である『電光超人グリッドマン 』をアメリカでリメイクした作品『Superhuman Samurai Syber-Squad』の略称を由来とする説。
大元の由来は(2)であるが、『SSSS.GRIDMAN』の最終話で「Special Signature to Save a Soul(直訳:「魂を救う特別な署名」)」という言葉が出てきたことから、各作品で「SSSS」に何らかの意味を持たせていると考えられる。
『SSSS.GRIDMAN』の由来について詳しい解説は以下の記事で。
SSSS.GRIDMAN(グリッドマン)のタイトルの意味・由来
DYNAZENON(ダイナゼノン)の元ネタ
作中に登場する巨大メカ・DYNAZENON(ダイナゼノン)は、原作の『電光超人グリッドマン』に登場するいくつかのメカが元ネタであると思われる。
※以下は推測
■名前の元ネタ:「ダイナドラゴン」+「ゴッドゼノン」
『電光超人グリッドマン』では、サンダージェット、ツインドリラー、ゴッドタンクの3体が電神合体して「ゴッドゼノン」となる。
本作では「ダイナゼノン」からの変形体のひとつに「ダイナレックス」というメカが登場する。
姉妹作品『SSSS.GRIDMAN』でもゴッドゼノンを原型とする巨大メカ・合体戦神パワードゼノンが登場する。
■デザインの元ネタ:「キンググリッドマン」+「ダイナドラゴン」
『電光超人グリッドマン』では、主人公の「グリッドマン」が大型戦闘機「キングジェット」との竜帝合体で「キンググリッドマン」となる。
「ダイナゼノン」は「キンググリッドマン」と「ダイナドラゴン」を足したような見た目で、よく見ると顔の周りに牙らしいものが見える。
10倍だぞ10倍とは
「10倍だぞ10倍 」は、ネット上でよくネタにされているフレーズ。
実際には10倍にならないような計算の際によくネタとして用いられる他、言葉通り10倍の時や、とりあえず大きな数字であることを表現する際などに使用されている。
10倍だぞ10倍の元ネタ
「10倍だぞ10倍」というフレーズは、プロレスラー・小島聡 の発言が元ネタである。
正しくは「1+1は2じゃないぞ。オレたちは1+1で200だ!10倍だぞ10倍 」
1999年3月5日 に後楽園ホールで行われた『HYPER BATTLE ’99』というプロレス興行において、そのメインイベントとして永田・越中・佐々木対、ヒロ斎藤・小島・天山のチーム戦が行われた。
試合には永田・越中・佐々木のチームが勝利したのだが、試合後天山と小島のいわゆるテンコジ にマスコミがインタビュー、その時に出たのが上記の画像の発言というわけである。
そして、この発言が雑誌『宝島』の読者投稿コーナー『VOW』 に掲載され、「1+1で200だ!10倍だぞ10倍」という計算間違いがネタにされる。さらにこの画像がネット上でも広く出回り 、小島やプロレスを知らない人にも知られるフレーズとなっていった。
発言の真相
この「10倍だぞ」発言、ネット上ではこの発言以前に相手チームから「1+1で20倍だ」という挑発があったことへの挑発返しに意味であり、小島は計算間違いをしたわけではないという説が広まっていた。
しかし、2006年に小島本人が自身のブログで「数字は苦手でしたが… 」と単なる間違いであったことを明かしている。ブログ公開の前に行われた試合では、 「普通のタッグチームは、1+1=2・・・よくて5〜10だけど、俺達は違う。1+1=200だ!10・・・じゃなくて100倍だぞ!! 」と、10倍だぞ発言を修正したセリフを自ら絶叫したという。
参考:小島聡 、7年ぶりに計算間違いを修正
いつまで出回ってるんですか(¬_¬)?
さらに時は流れて2014年。1999年の発言から15年が経過してもなおVOWに掲載された画像はネット上でネタにされ続けていた。これを小島が自身のTwitterアカウントで「この画像、いつまで出回ってるんですか(¬_¬)? 」と投稿。
自分の発言がネタとして長年いじり続けられていることに対して不快感があるのか、とも見えるツイートだが、その後も続けて自らネタにするようなツイートをしており、本人も楽しんでいる様子。
多くのリツイートやフォロワーの増加に喜ぶ小島だが、『計算が苦手なプロレスラー』として知られるのは悲しいようだ。
マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』第五部に登場する、スタンド名
使用者は第五部のラスボスであるディアボロ
時間を飛ばし、その飛ばした時間の中を自由に動くことができる能力。
キング・クリムゾンの元ネタ
スタンド名の元ネタとなっているのは
イギリスのプログレッシブロックバンド『King Crimson 』
さらにこのキング・クリムゾンの未来を予知する能力である『エピタフ 』も
このキング・クリムゾンの楽曲名が由来となっている。
ファーストアルバム「キング・クリムゾン宮殿」に収録されている曲で、
『Epitaph including March For No Reason and Tomorrow And Tomorrow』
邦題が『エピタフ(墓碑銘) 』である。
→ディアボロの由来
テンダラーは白川悟実(しらかわさとみ:ツッコミ)と浜本広晃(はまもとひろあき:ボケ)によるお笑いコンビ。コンビ名は長らく「$10」と表記していたが、2009年6月よりカタカナ表記の「テンダラー」に改名。読み方は同じだが「$10」だと年配のお客さんが読みにくい、「10ドル」と読み間違えられたり「10ダラー」と表記されることもあるという難点があったため改名することとなった。
テンダラー($10)のコンビ名の由来
コンビ名はバイト先であったショーパブの慰安旅行でハワイに行った際、ワイキキビーチにて「$10」に決めた 。浜本が記号を使いたいと希望したこと、当時はカタカナの名前が多かったことから難しい「$マーク」をコンビ名に取り入れた。浜本のポケットに10ドル札が入っていたことが由来であるという話もある。
白川は横山アラン・ドロンのドロンが経営するショーパブ「アランドロン」難波店の主任として働いていたことがあり、浜本は同じショーパブの梅田店の店主であったため親睦会などで顔を合わせることがあり、NSC出身であった白川を浜本が誘って1994年6月にコンビを結成。関西の番組ではよく見かけ、漫才も面白いのだがなかなか売れないでいる。浜本は心斎橋に「焼き鳥Dining ハマー」を2007年にオープンし、焼き鳥屋の店主としての顔も持っている。「THE MANZAI」2011では予選7位、2012は予選11位で決勝に進出。
「熱盛(あつもり)」は、熱く盛り上がった時に使う言葉。
ネット上では「熱盛」というロゴを使ったコラ画像が出回っている。
熱盛とは – 元ネタ
「熱盛」の元ネタは、テレビ朝日の報道番組『報道ステーション』のプロ野球コーナー「きょうの熱盛(アツモリ) 」。
その日のプロ野球の試合で「熱く盛り上がったシーン」を流すコーナーで、1分ほどの短い時間でファインプレーを紹介。
各ファインプレーを流した後に「熱盛!!」という掛け声と共に画面右下に「熱盛」のロゴがどどん!と表示される。
これだけなら普通の番組のワンコーナーで終わるのだが、『報道ステーション』では「熱盛」絡みで何度か放送事故を起こしている。
それは「きょうの熱盛」とは全然関係ないコーナーで「熱盛」のロゴが出てしまうという放送事故 。
「熱盛」放送事故ファイル:1
最初の「熱盛」放送事故が起こったのは2017年4月20日の放送。
福岡市で起きた「三億円強奪事件」の続報を流す際、誤って画面右下に「熱盛」のロゴが表示されてしまった。
スタジオから富川悠太アナが現場へ渡すシーンであったため、富川悠太アナはすぐさま以下のようにお詫びの言葉を述べた。
失礼しました。熱盛と出てしまいました。
真面目な報道の際に「熱盛」が出てしまったタイミングの悪い放送事故である。
「熱盛」放送事故ファイル:2
2回目の「熱盛」放送事故は2017年8月24日の放送で起きた。
豪雨に見舞われた秋田市中心部の様子を中継する際、またもや画面右下に「熱盛」のロゴが表示されてしまった。
富川悠太アナは前回の放送事故同様、すぐさまお詫びの言葉を述べたが動揺したのか少し噛み気味だった。
あっ…熱盛が出てしまいまっ…ました失礼しました。
今回の掛け声は「アァツモリィィ!!」というちょいふざけたバージョンであった。
しかも全て言い切る前に切られたので「アァツモリィ…」と中途半端な「熱盛」になったしまった。
「熱盛」がネット上でネタに
これらの放送事故が起こって以来、ネットでは「熱盛」がネタにされることとなった。
Twitterでは「熱盛」のロゴを使ったコラ画像が作られ盛り上がりを見せている。
富川アナのお詫びの言葉「失礼しました。熱盛と出てしまいました。」もよく使われる。
好きな言葉で熱盛風ロゴを作成できる「熱盛ジェネレーター」や動画再生中に10%の確率で「熱盛」と表示されるChrome拡張機能まで開発されるなど、ネット上では「熱盛」で遊ぶ人が増加している。
※「熱盛ジェネレーター」はテレビ朝日が商標出願したため公開中止に。