ネタをランダムに見てひまつぶし

シャフ度(シャフト角度)

読み : シャフトカクド/シャフド

シャフト角度とはアニメの人物が顎(あご)を上げて顔を上向きにした状態でこちらを挑発的に見下ろすような首/顔の角度を指す。略してシャフ度やシャフ角、シャフト角とも呼ばれる。
以下のような首/顔の角度を状態をシャフト角度と呼ぶ。
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シャフ度(シャフト角度)とは、シャフトが制作するキャラの首の角度

シャフト角度はアニメ制作会社・シャフトに由来する。シャフトが制作するアニメ『魔法少女まどか☆マギカ(まどマギ)』や『〈物語〉シリーズ』などでみられる人物描写の演出方法、主に新房昭之のシャフト作品で用いられることからシャフト角度と呼ばれる。

以前から用いられていた演出であったが『化物語』の戦場ヶ原ひたぎが首をおよそありえない角度に曲げ背中を反らしこちらを挑発するかのようなハッキリとしたシャフト角度を披露し、戦場ヶ原ひたぎをきっかけに首/顔の角度が注目され、シャフト角度と呼ばれるようになった。

『魔法少女まどか☆マギカ The Begining Story』にて新房昭之はシャフト角度について以下のように語っている

本来、人間の立ち姿って、真っ直ぐではないんですよ。左右どちらかの足に重心が傾くもので。とくに女性キャラクターは、そういう角度になる。だから、昔から絵コンテに描いてきたんです。あるがままに女性を描いたら、こうなるんじゃないか、と。
参考:http://d.hatena.ne.jp/tatsu2/20120401/p1

シャフト角度(軽め)

ようやっとる

読み : ヨウヤットル

ようやっとるはなんJなどで用いられる魔法の言葉。
主に中日ドラゴンズ関連の話題で使われるが、汎用性が高く他の話題でも使いやすい。
よくやってる場合、よくやってない場合両方で使われるためどういう意味なのかは判別しづらい。

ようやっとるの元ネタ・意味

「ようやっとる」は中日ドラゴンズの白井文吾オーナーの発言が元ネタとなっている。

2014年から中日ドラゴンズの選手兼任監督を務めていた谷繁監督は2016年に専任監督となったが、8月の段階で借金15を抱え最下位に沈んでいた。
8月9日にチームの不振から球団は谷繁監督の休養を発表し、森繁和ヘッドコーチが監督代行としてチームの指揮を執ることとなった。

勝ち続ける力

監督交代後の8月28日、森監督代行が指揮を執るドラゴンズの試合に白井オーナーが訪問。
試合後の取材のコメントと記事が以下のようなものだった。

中日・白井オーナー、森代行体制を評価「ようやっとる」 
「中日7-5広島」(28日、ナゴヤドーム)
中日・白井文吾オーナーが表彰式のためにナゴヤドームを訪問。試合中は佐々木球団社長、西山球団代表らと観戦すると、勝利を見届けて球場を後にした。
谷繁監督休養後の森体制を「ようやっとる」と評価。次期監督については「ボチボチ考える」と話した。西山球団代表は「具体的な話はしていない」と説明した。
https://www.daily.co.jp/baseball/2016/08/29/0009435512.shtml

監督が変わったところでチームが上向くこともなく、相変わらず最下位に沈むドラゴンズだったが、オーナーは「ようやっとる」と評価。
この日の試合は7-5でカープに勝利しているが、この直前には4連敗している。

谷繁前監督が自らの意向で辞任したのではなく、球団から休養を要請したという経緯から、オーナーとしては谷繁を辞めさせたことを自ら否定するわけにはいかないため、さらに下降するチームにも「ようやっとる」と評するしかなかったのであろう。

ただ、この時点ではこの発言はそれほど注目されるわけではなく、そこまで広く使われることはなかった。

時は流れて2018年

監督代行から正式な監督に就任した森繁和が2018年も指揮を執っていたが、この年もチームは低迷。
開幕から1度も貯金を作ることはなく7月には二桁の借金を抱え最下位に。

しかしそんな状況でも白井オーナーは新聞の取材などで森監督への信頼が変わっておらず、翌年の続投も考えていることを示唆
ファンからは監督交代の声が多く上がっている一方で早い時期から続投を決める白井オーナーの森監督への高い評価には疑問の声が続出。

そこで2016年の白井オーナーの森監督に対する「ようやっとる」という発言が掘り起こされ、監督続投の話題において頻繁に使われるようになった。

7月以降も最下位争いを続けるドラゴンズだったが、白井オーナーは変わらず続投を示唆
しかし9月にはチームの借金は最大16にまで膨らみ、シーズン終了前の10月6日に森繁和監督の退任が決まった

この2018年には白井オーナーは「ようやっとる」という発言はしていない(していたかもしれないが記事にはなっていない)が、負け続けても森監督への信頼を口にし続投を示唆し続けたことはまさに「ようやっとる」状態であったということで、続投に関する記事が出る度に「ようやっとる」と書き込まれることに。

と、成績が低迷しどうみても良くはやっていないのに「ようやっとる」と発言していたことから、実際には良くないものに対して逆に「ようやっとる」と使われることが多い。
しかし逆のそのまた逆で本当によくやっているものに対して、そのままの意味で「ようやっとる」とストレートに用いられることもあるため、真意を図るのが難しい言葉ともなっている。
本当はどう思って言ってるのかを濁すことができる「魔法の言葉」である。

オーナーの口癖

実は2011年に当時の落合博満監督が契約最終年だった時にも白井オーナーは落合采配について「ようやっとると思うよ」と口にしており、真意も何もないただの口癖みたいなものなのかもしれない。
ちなみにその年はドラゴンズが優勝しているが、続投要請はなくオフには高木守道監督に変わっている。

チーム内でも「ようやっとる」がオーナーの口癖であることは周知のようで、長年ドラゴンズでプレーした荒木雅博もオーナーの真似をして「ようやっとる」を使っているところが記事になっている。

【中日】岩瀬&荒木、引退判明後初の練習「1000登板に集中」「ようやっとるよ!」
 今季限りで引退することが判明した中日の岩瀬仁紀投手(43)と荒木雅博内野手(41)が27日、ナゴヤドームでの全体練習に参加した。
 ともに正式発表までは口をつぐむつもりのようで、岩瀬は「今は(通算)1000試合に向けて頑張ります。それに向けて集中します」と話した。荒木はフリー打撃で快打を連発。「ようやっとる。ようやっとるよ!」と、とある球団首脳の口癖をまねて笑った。
https://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20180927-OHT1T50202.html

ぷぷぷしゃかもと

読み : プププシャカモト

「ぷぷぷしゃかもと」はなんJで用いられるジャイアンツ坂本勇人選手に関するスレやレス
阪本がエラーしたり凡退したりした際に「ぷぷぷしゃかもとまたエラーしてる」などとスレが立ったりレスされたりする。

ぷぷぷしゃかもとの元ネタ・意味

これはマンガ・アニメ『日常』の登場人物であるはかせの言葉遣いが元ネタとなっている。

はかせは8歳にも関わらずロボットを作ったりできるという天才少女。自身が作った「なの」というロボットと共に東雲研究所で暮らしているが、ある日道で黒猫を拾ってきて飼うことに。その猫の名前がダンボールに書かれていた「阪本製薬」から名付けられた「阪本」なのである。この阪本を舌っ足らずなはかせが呼ぶと「しゃかもと」となるわけだ。「ぷぷぷ」というのははかせが相手を小馬鹿にしている時のもの。

しゃかもとスレでははかせのような口調で書き込むのが定番。「なの〜」「んとね〜」など語尾に「〜」を付けるとそれっぽくなる。また、なのの方は「さかもとさん」と読んでいるため、「またさかもとさんが◯◯してますね〜」「◯◯ですか?」など丁寧語で書き込まれる。

なんJでは2011年8月5日の『はかせ「しゃかもとー」』というスレが確認できる最古の「しゃかもと」となっている。「ぷぷぷしゃかもと」ということになると2011年9月3日の『プププ、しゃかもとまたぽpフライ打ってるw」というスレが初出か。

もはや『日常』とは関係なしに阪本選手が「しゃかもと」と呼ばれている。

天使のささやきの日

読み : テンシノササヤキノヒ

天使のささやきの日は毎年2月17日
北海道の幌加内町ではこの日に「天使の囁きを聴く集い」を開催している。

天使のささやきの日の由来

1978(昭和53)年の2月17日に北海道幌加内町で氷点下41.2℃が記録されたことに因む。この気温は気象庁の公式記録ではないため非公式ではあるものの、日本の最低気温として記録されている。1994年に幌加内町の「天使の囁きを聴く会」が制定した。ちなみに公式記録は旭川で記録された氷点下41.0℃。
「天使のささやき」というのは「ダイヤモンドダスト」のことで、大気中の水蒸気が冷やされ結晶となり、それが雪の様に舞い、太陽の光に照らされキラキラと幻想的な美しさを作り出す。氷点下10℃以下というとにかく寒い時にしか見ることができない。

GODIVA(ゴディバ)

読み : ゴディバ

GODIVA(ゴディバ)の由来・意味

「GODIVA(ゴディバ)」はベルギーのチョコレートメーカー。日本語の発音・表記は「ゴディバ」だが、英語圏では「ゴダイヴァ」に近い発音となる。

ゴディバの社名及びシンボルマークはイギリスに伝わる「レディ・ゴディバ伝説」が由来である。

ゴディバ

11世紀イギリスのコヴェントリーという町の領主だったレオフリック伯爵とその妻ゴディバ夫人。レオフリックは領民に重税を課し、領民たちは貧しさに喘いでいた。心優しいゴディバ夫人は見かねて、夫のレオフリックに税の引き下げを願い出るが聞き入れられない。何度も繰り返し税の引き下げを懇願するゴディバ夫人に、レオフリックは「裸になり馬に跨がり、街中を廻ることができたら考え直そう。」と告げる。

レオフリックは無理難題をふっかけることで諦めさせようとしたのだが、ゴディバ夫人は翌朝言われた通りに裸で馬に跨がり街を廻る。領民たちはゴディバ夫人の勇気に敬意を表し窓を閉ざしその姿を見ることはしなかった。これを受けてレオフリックは約束を守り税を引き下げたという。

この伝説に感銘を受けたゴディバ創始者のジョセフ・ドラップスが夫人の名前から「ゴディバ」を自身のブランド名とし、ブランドのシンボルマークには馬に跨る夫人の姿が描かれている。
参考:ゴディバのエピソード

貴婦人ゴディヴァ: 語り継がれる伝説

QUEENの『Don’t Stop Me Now』

QUEENの『Don’t Stop Me Now』の歌詞には以下のような一節がある。

I’m a Shooting star,leaping Throug the sky
Like a tier defying the laws of gravity
I’m a racing car,passing by like Lady Godiva
I’m gonna go,go,go
There’s no stopping me


発音は日本での表記「ゴディバ」よりも「ゴダイヴァ」に近い。

ゴダイヴァ夫人のように疾走するレーシングカー」という歌詞で、前述の伝説のイメージとは少し異なるかもしれないが、QUEENのファンの中にはこの歌詞から「ゴディバ」の由来を知ったという人も多いのでは。

狙撃されるセイキン

読み : ソゲキサレルセイキン

狙撃されるセイキンとは

「狙撃されるセイキン」は、YoutubeやTwitter上で流行しているコラ画像やMAD動画のこと。

セイキンというのは日本のトップYouTuber・HIKAKINの兄で、自身も多数の登録者を抱えるYouTuber・SEIKINのこと。

「◯◯に狙撃されるセイキン」や「◯◯中に狙撃されるセイキン」など、様々なシチュエーションで狙撃されるセイキンが生み出されている。

狙撃されるセイキンの元ネタ

セイキンがやたらと狙撃されるようになったのは、セイキンが自身のチャンネル『SeikinTV』で2017年5月14日に投稿した『水晶の上で肉って焼けるの?』という動画から。

タイトル通り、水晶の上で肉を焼いて食べる動画なのだが、途中で肉の油が顔に飛んで来て「ウッ」とのけ反るシーンがある。このシーンは印象的で、動画内でも冒頭にそのシーンがハイライト的に流れていたり、該当のシーンもスローで再生されたりしている。

公開当時は特に注目されることもなかったのだが、2019年1月13日「焼き肉を食べているときに狙撃されたセイキン」という、油が跳ねた部分だけを切り取った動画がTwitterで拡散され話題に。

ここから、他のユーザーもこれに乗っかり「◯◯に狙撃されるセイキン」の動画をTwitterやYoutubeで投稿し始めたというわけである。

様々な狙撃をされるセイキン動画

二次元からも狙撃されるセイキン

実の弟に狙撃されるセイキン

ついに自ら狙撃してしまうセイキン

優しい世界

なぜセイキンはこんなにも狙撃されるのか

1年半ほど前の動画が今更ネタにされているのは、なにも突然ではなく、そこに至るまでの流れがある。

まず、そもそもセイキンというYouTuberは、以前から何かとネタにされており、ネットユーザーのオモチャのような存在になっている。

「セイキンのサムネの顔、全部同じ説」などもその一環。

毒を盛られたことに気づいたセイキン

2018年12月にTwitterで投稿されたのが「毒を盛られたことに気づいたセイキン」。

こちらもTwitterで広く拡散し、様々なシチュエーションで毒を盛られるセイキンの動画が作成された。

この動画が流行したことを受けて作られたのが「狙撃されるセイキン」だと言える。

毒を盛られるセイキンも、狙撃されるセイキンも、動画の中でのセイキンのリアクションを切り取り、別の解釈を持たせることで面白おかしいものとなっているのが共通点。

狙撃するセイキン

また、セイキンが狙撃されるという着想にはきっかけが存在する。

2018年4月13日に投稿された『初心者セイキンのフォートナイト実況プレイがこちらwww【FORTNITE】』という動画で、「Fortnite」というゲームをプレーしているセイキン。

動画の中で、近距離用の武器であるショットガンを使って射程距離外の遠くの敵を狙ってしまうというシーンがある。

ショットガンでの狙撃は「セイキン撃ち」とも呼ばれており、ここで「セイキン」=「狙撃」というイメージが生まれている。

推測にはなるが、この「ショットガンで狙撃」と「毒を盛られ〜」ブームの2つから着想を得て生まれたのが「狙撃されるセイキン」なのではないだろうか。

自らネタにするセイキン

さんざんネタにされていることはセイキン本人ももちろんご存知。

2019年2月1日には、自ら『【公式】毒を盛られたことに気づいたセイキン』という動画を投稿し、公式ネタにしてしまった。懐の深いセイキンさんである。

次は公式に狙撃されるセイキン動画が投稿されるかもしれない。

The All-American Rejects

読み : オール・アメリカン・リジェクツ

The All-American Rejectsはアメリカ・オクラホマ州出身のロックバンド。
これまで2枚のプラチナムアルバムを獲得している。
『The All-American Rejects』(プラチナムディスク)
『Move Along』(ダブルプラチナム)

Move Along

The All-American Rejectsの由来・意味

バンド名を決めるにあたり「The All Americans」「The Rejects」という2つの案があり、その2つを合体させてThe All-American Rejectsが誕生した。
直訳すると「全てのアメリカ人の拒否」という意味になるが、マイナスの意味やアメリカに対する否定的な意味はバンド名に含まれていない。