ネタをランダムに見てひまつぶし

レモンだ?貴様この野郎(●●だ?貴様この野郎)

読み : レモンダ?キサマコノヤロウ

「レモンだ?貴様この野郎」の元ネタはYouTube動画のサムネイル

「レモンだ?貴様この野郎」の元ネタは、YouTubeにアップされていた、「米津玄師の紅白出場に北島三郎が激怒した理由がやばすぎる…ファンも動揺を隠せない最悪な事態に一同驚愕!【アンナチュラル・Lemon】」というタイトルの動画(現在は削除)のサムネイルに使われていた言葉である。

この動画は、2018年の「第69回NHK紅白歌合戦」にて、「Lemon」を歌うことになった米津玄師に対し、演歌歌手の北島三郎が激怒したという内容だが、これはソースも根拠もないフェイクニュースである。動画には、北島三郎が激怒して「レモンだ?貴様この野郎」と発言したように思わせるサムネイルが貼られていたが、そのような情報はなく、動画が削除されていることからも、でっちあげの嘘ニュースであった可能性が高い。

レモンだ?貴様この野郎のサムネイル width=

サムネイルに使われていた「レモンだ?貴様この野郎」

このサムネイルが貼られていた動画のタイトル:
「米津玄師の紅白出場に北島三郎が激怒した理由がやばすぎる…ファンも動揺を隠せない最悪な事態に一同驚愕!【アンナチュラル・Lemon】

米津玄師が「紅白歌合戦」に出場することが決まったのは、直前の2018年12月26日のことで、徳島県からの生中継で「Lemon」を歌うことになった。「レモンだ?貴様この野郎」の元ネタとなった動画をアップした主は、米津玄師の紅白出場が大きな話題となったのに便乗し、「レモンだ?貴様この野郎」」という煽り文句をサムネイルに書くことにより、YouTubeで再生回数を稼いで広告収入を得るのが狙いだったのだろう

※タイトルの「アンナチュラル・Lemon」というのは、「Lemon」がドラマ「アンナチュラル」の主題歌であったことを示している。

米津玄師MV「Lemon」 / 公式

レモンだ?貴様この野郎(●●だ?貴様この野郎)がネット用語化

「レモンだ?貴様この野郎」の元ネタになった動画のような、映画のエンドロールのように文章を縦に流す動画は、「スクロール動画」や「テキスト動画」と呼ばれる。テキスト動画は、サムネイルに視聴者の関心を煽るようなフレーズや言葉が書き込まれているのが特徴。

そうした動画のすべてがフェイクニュースだとは言わないが、「レモンだ?貴様この野郎」の元ネタ動画をはじめ、YouTubeには捏造した情報を流す動画や、ソースを確認せずにネットの噂をそのまま流す動画が多数存在する。タイトルに「激怒」「やばすぎる」「一同驚愕」といった言葉が入っているテキスト動画には要注意

たとえば、「ガキが…舐めてると潰すぞ」というフレーズとサムネイルがなんJやTwitterで流行しているが、これもテキスト動画が元ネタ。タモリが「ミュージックステーション」に初出演したガールズバンド・CHAIに激怒したという内容の動画だが、ソースのないフェイクニュースであった。

ガキが…舐めてると潰すぞの元ネタ

「ガキが…舐めてると潰すぞ」は特にひどいフェイクニュースの例としてネット上にネタにされているが、「レモンだ?貴様この野郎」も同じく悪質な嘘ニュースであると同時に、そのフレーズが印象的であることからネット上で広まっている。結果、「レモンだ?貴様この野郎」が独り歩きしてしまい、米津玄師と北島三郎に関係のないネタにまで使われるようになった。

また、「レモン」の部分を改変し、「●●だ?貴様この野郎」という使い方も多くみられる。

「サザン・オールスターズの桑田佳祐が米津玄師に激怒」もフェイクニュース

2018年の「紅白歌合戦」では、「サザン・オールスターズの桑田佳祐が米津玄師に激怒した」という内容の記事がネットで配信されたが、「レモンだ?貴様この野郎」と同様に、全くのデタラメ

サザン・オールスターズの公式Twitterは、この報道を正式に否定している。また、TOKYO FMのラジオ番組「桑田佳祐のやさしい夜遊び」にて、桑田佳祐も「激怒していません」と否定

この嘘記事には、「根拠のない誹謗中傷」「捏造記事」「デマ記事」「適当な記事を書くな」といった否定的なコメントが多数書き込まれている。サザン・オールスターズ側がこの報道を否定した上で、「米津玄師を絶賛している」と大人の対応を見せたことにより、完全なフェイクニュースであることが明らかになった。

米津玄師もこのツイートに反応し、感謝の意を示している。

「レモンだ?貴様この野郎」の改変例

ぼくのりりっくのぼうよみ

読み : ボクノリリックノボウヨミ

「ぼくのりりっくのぼうよみ」は、1998年2月12日生まれ、神奈川県横浜市出身のアーティスト。略称は「ぼくりり」。ぼくのりりっくぼうよみではなく、ぼくのりりっくぼうよみ。

hollow world

ぼくのりりっくのぼうよみ(ぼくりり)の由来・意味

「ぼくのりりっくのぼうよみ」というアーティスト名は、最初めちゃくちゃ下手くそでリリックが棒読みだったことが由来である。

音楽投稿サイトに最初に投稿する時にアーティスト名が必要になったが、眠くて適当に考えた名前が「ぼくのりりっくのぼうよみ」。今はスキルが上がって棒読みではないが。

「lyric(リリック)」は「歌詞」や「叙情詩」という意味で、主にヒップホップで使われる用語。叙事的な内容の歌詞を「リリック」と表現することが多い。

「ぼくのりりっくのぼうよみ」の書く歌詞は文学性が高く、まさに叙情的な「リリック」と言える。

参考:「ジャパネクレディオ powered by EMTG MUSIC」 ぼくのりりっくのぼうよみが登場!

高校2年生の時に10代限定の夏のロックフェス「閃光ライオット」のファイナリストに選ばれ、提携番組であるTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」で才能を評価される。高校3年生の時に1stアルバム『hollow world』でメジャー・デビュー。

『Be Noble』が2017年3月18日公開の映画、『3月のライオン』の前編の主題歌に。
Be Noble

『Noah’s Ark』の由来・意味

2ndアルバム『Noah’s Ark』はクラウドファンディングサイト『CAMPFIRE(キャンプファイヤー) 』で資金を募って制作された。500万円の目標金額に対し、700万円を超える出資が集まりプロジェクトが実現。

ぼくのりりっくのぼうよみ-Noah’s-Ark
画像:https://camp-fire.jp/projects/view/16906

『Noah’s Ark』は「ノアの方舟(はこぶね)」を意味する。「ノアの方舟」は旧約聖書の『創世記』に登場する方舟で、神に「正しい人」と認められたノアが神に命じられて作ったもの。神は堕落した人類を大洪水で滅ぼしたが、ノアは妻、三人の息子とそれぞれの妻、すべての動物のつがいを方舟に乗せ、洪水から逃れることができた。

本作、『Noah’s Ark』はこの「ノアの方舟」の伝承に由来しており、現代に「ノアの方舟」を再現するというコンセプトの元で制作された。インターネットの発達で情報過多になった現代は情報が氾濫する「情報の洪水」の時代であり、そんな情報が氾濫する世界に飲みこまれずに生き残る術を持つ人びとと対談をし、情報を自分の知恵とするための武器を得るために今回のプロジェクトが生まれたのだ。

情報が溢れかえる現代社会では「情報の洪水」の中では溺れてしまいそうになるが、間違った情報に踊らされることなく正しく生きるには、自分の頭で考える力と知恵を身に着けなければいけない。『Noah’s Ark』は、そうした大事なことを考えさせられる企画である。

『Noah’s Ark』についての詳細は『CAMPFIRE』に掲載されている。
参考:ぼくのりりっくのぼうよみ、自分でメディアを作る予算を集めたい

『Noah’s Ark』


2018/9/22 追記

ぼくのりりっくのぼうよみ、2019年1月をもって音楽活動終了

2018年9月21日、ぼくのりりっくのぼうよみは日テレのニュース番組『NEWS ZERO』に出演し、2019年1月をもって音楽活動を終了することを発表。同時に2018年12月12日に最後のオリジナルアルバムとなる『没落』と、ベストアルバム『人間』を同時リリースすることも発表された。

同番組ではぼくのりりっくのぼうよみのインタビューを放送。インタビューでは「天才をやめようと思っています」「ぼくのりりっくのぼうよみというアーティストを葬ろうと思っています」と語った。そして、音楽活動を終了する理由をこう説明。

僕は自由になりたいです。文学的だとか、天才だとか、哲学的な歌詞が素敵だとか言っていただいて。できあがった他の人たちの中にある偶像に自分が支配されてしまう。それにすごく耐えられない。

Twitterでは胸中をこのように綴っている。

2015年、高校3年生でデビューし、3年後の2018年、この時20歳。3年あまりの短い活動期間であったが、音楽シーンに鮮烈な印象と唯一無二の楽曲を多数残した。ネット上では活動終了を惜しむ声が相次いでいる。

あくしろよ

読み : アクシロヨ

「あくしろよ」はなんJなどで使われる言葉の一つ。
「はやくしろよ」という意味であり、何かをせかす時などによく用いられる。

あくしろよの元ネタ・意味

この言葉もやっぱり例のゲイビデオ『真夏の夜の淫夢』シリーズから。

第一章の『極道脅迫!体育部員たちの逆襲』において冒頭のシーンで体育部員達が運転する車が前を走るヤ◯ザの車にぶつけてしまう。ネットでは「TNOK」と呼ばれるこの人物は車から下り、学生たちの車のドアをあけ、「降りろ、おい免許持ってんのか」と絡んでくる。そして「免許見せろよ」と言われた学生は財布から免許を出そうとするのだが、TNOKは「はやくしろよ」とせかすのである。

さらにこのシーン以外にもこの後なにかと要求する際には口癖のように「はやくしろよ」を連呼。そしてこの「はやくしろよ」が「はぁくしろよ」→「あくしろよ」に聞こえるということで「早くしろよ」と言いたい時に「あくしろよ」が使われるようになった。
TNOKがとにかくこのセリフで急かしまくることから「ホモはせっかち」とも言われる。

その他、なんJでよく見る言葉の元ネタはコチラ

賢者タイム

読み : ケンジャタイム

「賢者タイム」とは男性のみに訪れる特別な時間。
賢者タイムに突入すると自分の能力の系統以外の力も100%引き出せるとかなんとか。

賢者タイムとは

一般的に男性のある種の欲望というものは女性のそれをはるかに凌駕するものである。その恐るべき欲望は他の様々な欲望にも勝るものであり、また、冷静な判断能力まで奪ってしまう悪魔のような存在である。

しかし、その恐るべき欲望も一旦満たしてしまうとそれまでが嘘のように消え去ってしまうのである。欲望を満たし煩悩が消え去った瞬間、人はそれを「賢者タイム」と呼ぶ。まさに賢者になったかのように悟りを開きそれまでの欲望を否定するまでに至る。

これは女性には決して理解のできない現象であり、しばしば論争の種にすらなる。また、男性自身も「賢者タイム」が必ず訪れることは理解しているが、実際に訪れるまでに賢者となることは不可能なのである。そして「賢者タイム」はあくまでも「タイム」であり短時間で人は賢者で無くなってしまう。その時間は人それぞれであるが、数分で賢者から俗物へと堕ちてしまう者も少なくない。

なぜ男性には賢者タイムなどというものが存在するのか。それは、欲望を解き放った瞬間に大脳皮質の働きが停止し、側頭葉と扁桃体から欲望を止めるように信号が発せられるというのである。つまりこれは人間の脳に仕込まれたプログラムであり、不可欠なものであるということだ。もし賢者タイムがなければ、永久に欲望を止めることができず、人間もここまで文明を築くことはできなかったであろう。

逆に言えば男性なら誰でも賢者になることができるということでもある。あれこれ悩んだ時には一度賢者になってみてはいかがだろうか。

Plays Now

読み : プレイズナウ

「Plays Now」は2013年10月、突如としてTwitterで流行しだした謎のアプリ。通称「plays」と呼ばれている。
後述のように非常に迷惑なものなのだが、乗っかってネタにすることで自分の好きな動画や画像を紹介する人も。

Plays Nowとは?

「Plays Now」は、視聴した動画をユーザーの意志に関係なく勝手にツイートしてしまうというアプリ。

plays”(動画のタイトル) liveplaylist.net/playsnow/〜〜〜〜(動画のURL)

といった形で自動的にツイートされてしまう。「(動画のタイトル)」の部分には視聴した動画のタイトルが入ることになるわけだが、ちょっと人には言えないような動画を見ていることがツイートによって配信されてしまうことになるため大変なのである。

すでに元F1ドライバーの鈴木亜久里氏やアニメ『マギ』の公式アカウントがこの「Plays Now」によってよろしくない動画を再生していたことをツイートしてしまっており話題になっている。

「Plays Now」自体はなんの変哲もない、動画配信サイトにて視聴した動画をツイートすることでシェアするというアプリなのだが、問題はこういったアプリであることを知らぬまま利用してしまっているという点にある。

Twitter上では上記のliveplaylist.net/playsnow/〜〜〜〜というアドレスが出回っているわけだが、その前の動画タイトルがいかにも見たくなるようなタイトルであり、ついついリンクをクリックしてしまう。クリックすると「Plays Now」の認証画面に誘導され、連携アプリを認証するとこのアプリの使用を認めたことになり、自動ツイートを許可することとなってしまう。魅力的な動画タイトルに釣られて動画見たさに深く考えずにアプリを認証してしまうというわけである。

Plays Now

すでにこの「Plays Now」の情報はTwitter上で広く出回っており注意喚起もさまざまなところでされており、ちょっとした祭りになっているということもあって逆にあえてこのアプリを使って自分の趣味嗜好をさらけ出す人や、見たくなるようなタイトルを書いておいて関係ないネタ画像を表示させるなど、「plays」をネタにして遊ぶユーザーも多く見られる。しかしネタなのかネタじゃないのか判断に困ることも少なくない。

間違って「Plays Now」を認証してしまった場合、Twitterの設定画面からアプリの連携を解除することができる。
「設定」→「アプリ連携」を開き、「Plays Now」の「許可を取り消す」をクリックすることで解除可能。

なんかのさなぎ

読み : ナンカノサナギ

なんかのさなぎとは

「なんかのさなぎ」は、ニコニコ動画などでなんかの●●」として作成された手描きMADのこと。
様々なマンガやアニメのキャラクターでパロディー動画が作られている。

なんかのさなぎの元ネタ

「なんかのさなぎ」は、マンガ『ピューと吹くジャガー』の作中で登場する楽曲のタイトルである。

単行本第5巻に収録されている第88笛(話)『飛び出せ血液』で、超大物音楽プロデューサー・つん子の「つん子レーダー」が反応し、プロデュースされることとなったハマー

そのハマーのデビューシングルのタイトルが「なんかのさなぎ」である。

第90話『新人アーティスト「浜〜」』では、つん子(とジャガー)のプロデュースによって完成した楽曲とそのビデオクリップを鑑賞。ビデオクリップの映像と「なんかのさなぎ」の歌詞が最初から最後まで描かれており、土に埋まりながら歌うハマーと「なんかのさなぎとかじゃない?」などのシュールな歌詞が印象的である。

この曲は「ダメ人間」をターゲットにして作られており、ダメ人間の間で大ヒット。93話では20万枚売れたと言われている。しかし、その後ハマーが作詞作曲した2ndシングル「サクセスしたけりゃ黙って俺についてこい!そう俺がハマーだ!」は全く売れなかった。

マンガなので当然歌詞しかなかった「なんかのさなぎ」だが、実際に曲が作成されハマー役の声優・小西克幸によって歌われている。ドラマCD『ジャガージュン市のオールナイト昼』に収録され、OVAではエンディングテーマにもなっている。

「なんかの●●」手描きMAD

「なんかのさなぎ」を元ネタとして作られた手描きMAD。90話で描かれたビデオクリップの映像を別のキャラクターで再現している。「ダメ人間」をターゲットにした楽曲ということもあって、他作品の「ダメ人間」が用いられることも多い。

東ハト

読み : トウハト

東ハトは日本の製菓会社。
キャラメルコーンやオールレーズン、ハーベストなどが長く愛されている。
クレヨンしんちゃんに登場する『チョコビ』も東ハトから商品化されている。

東ハトの由来

1952年の創業当時は『東京製菓』という社名であった。

しかし似たような名前の企業が多かったということもあり、社長が好きだったこと、そして平和の象徴でもあることからを印として、鳩印の東京製菓というブランド名で営業をいていた。

しかし長い上に語呂が悪いということで『東鳩製菓』に改名。

すると問屋など関連業者が略して「トウハト」と呼び始めたことから、1996年に『株式会社東ハト』が正式な社名となった。