フラリーマン

読み : フラリーマン

フラリーマンとは – 意味

フラリーマンとは、仕事が終わった後、まっすぐに家に帰らずに寄り道してから帰宅するサラリーマンを意味する。「ふらふらする」と「サラリーマン」を掛け合わせた造語。

フラリーマンという言葉は、社会心理学者の渋谷 昌三氏が2007年に出版した『上司が読めると面白い』の中で使ったのがはじまり。出版から10年後の2017年、NHKが仕事が終わってもまっすぐ家に帰らないサラリーマンをフラリーマンとして紹介したことで認知度が高まった。

NHKは放送とWEB特集でフラリーマンの行動を紹介。放送では、仕事が終わった後、会社の最寄り駅から一駅先まで歩いた先にある公園のベンチで読書をしたりカフェに寄ってから帰宅するサラリーマン、書店や家電量販店で時間を潰してから帰宅するサラリーマンなど、まっすぐに家に帰らないフラリーマンが紹介された。

フラリーマン

退勤後にする帰宅しないのは、共働きなので早く帰ると「ごはんを作る時間がない」と言われる、自分の時間を作りたいなど、それぞれに理由がある。「早く帰っても家事の邪魔になる」という気持ちから、フラリーマンをする方もいるとのこと。

ただこれは男性側の意見で、女性側からすると、育児で大変なときにフラリと寄り道するのはいかがなものかという意見が出ている。男性はフラフラする時間があるが、育児中の女性はフラフラする時間などないという声が聞かれる。

一方で、「早く帰宅されても困る」「子供が小さい時は早く帰宅してほしかったが今は早く帰ってくるのは困る」、といった意見も出ており、フラリーマンの行動に対しては賛否両論。

「連絡をしてくれれば帰宅後の寄り道も構わない」という意見もあるので、お互いの自分の時間について夫婦で話し合うことが大事かと。

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