Prophets of Rage
読み : プロフェッツ・オブ・レイジ
Prophets of Rage(プロフェッツ・オブ・レイジ)は、2016年に結成されたラップ・メタルバンド。
Rage Against the Machine、Public Enemy、Cypress Hillの一部メンバーによって結成。
レイジのザック・デ・ラ・ロッチャは参加していない。
【Rage Against the Machine(レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)】
Tom Morello(トム・モレロ)
Tim Commerford(ティム・コマーフォード)
Brad Wilk(ブラッド・ウィルク)
【Public Enemy(パブリック・エナミー)】
Chuck D(チャック・D)
DJ Lord(DJ ロード)
【Cypress Hill(サイプレス・ヒル)】
B-Real:B-リアル
EP『The Party’s Over EP』
The Party's Over
1. The Prophets Of Rage / リ・ワーク・ヴァージョン
2. The Party’s Over / 新曲
3. Killing In The Name (Live) / Rage Against The Machineの曲
4. Shut Em Down (Live) / Public Enermyの曲
5. No Sleep Til Cleveland (Live) / Beasty Boysのカバー
Prophets of Rageの由来・意味
Prophets of Rageというバンド名は、Public Enermyの同名曲『Prophets of Rage』が由来。「Rage」は「怒り」、「Prophet」は「預言者」という意味で、直訳すると「怒りの預言者たち」という意味である。
Public Enermyの「Prophets of Rage」は、1988年発表のアルバム『It Takes a Nation of Millions to Hold Us Back』に収録されている。
It Takes a Nation of Millions
Prophets of Rageは、2016年7月に行われたアメリカの共和党全国大会の開催直前に新曲『Prophets of Rage(リワークヴァージョン)』をリリース。開催地であるクリーヴランドでライブを行い、ライブ後には観客と共に行進を行った。
Prophets of Rageは大会前に開催地で騒動を起こすことを約束しており、その言葉の通り音楽で立ち向かう姿勢を見せた。トム・モレロはライブ中、大会について以下のように発言している。
トム・モレロ:
もう一つジャムをやったら、俺たちは向こうに行くから、君たちも向こうに行って、共和党大会にいるクソッタレどもに、お前らのデタラメをちゃんと俺たちが握ってるということを知らしめてやろうぜ
引用:プロフェッツ・オブ・レイジ、最初のスタジオ音源“Prophets of Rage”を公開 / NME
また、トム・モレロはバンドについて以下のように発言している。
トム・モレロ:
革命的なミュージシャンから結成されたエリート特別部隊。選挙の年のでたらめな山に、デカくて大音量のマーシャル(アンプ)で、真向から立ち向かう決意をした特別部隊
引用:プロフェッツ・オブ・レイジ、共和党全国大会直前に新曲を公開 / Rolling Stone
Rage Against the Machine、Public Enemyは政治や社会に対する怒りを音楽で主張する姿勢を持つバンドで、『Prophets of Rage(怒りの預言者)』をバンド名にしたこと、共和党大会開催地でライブを行ったことからも、政治に立ち向かう姿勢を持つバンドであることがわかる。