どげせん・瀬戸発のモデルが田代まさしである理由
読み : ドゲセンセトハジメノモデルガタシロマサシデアルリユウ
『どげせん』は作・画:RIN(笠原倫)、企画・全面協力:板垣恵介によるマンガ作品。
「土下座」をテーマにした他に類をみないマンガ。
元々はRIN氏、板垣氏がコンビを組んで書いていたマンガだが、「土下座に対する考え方の違い」により2011年10月21日号の『週刊漫画ゴラク』誌上でコンビ解散が発表された。史上例をみない「土下座観の違い」によるコンビ解散である。
解散後はRIN氏単独で『どげせん』を掲載される旨が発表され、後に改題版の『どげせんR(リターンズ)』が連載された。
板垣氏は『謝男(シャーマン)』という「座礼」をテーマにした別の土下座マンガを連載開始。
※実際には「土下座観」の違いというより「仕事観の違い」が大きかったようだ
どげせん・瀬戸発のモデルが田代まさしである理由
『どげせん』の主人公・瀬戸発(せとはじめ)にはモデルが存在する。メガネ、口ひげ、髪型という瀬戸発の容姿を見ると多くの方が「田代まさしに似ている」と感じることだろう。
そう、何を隠そう瀬戸発のモデルは田代まさし氏である。
それというのも企画の板垣氏が田代まさし氏のファンであったことから、のぞきなどで複数回逮捕された田代まさし氏が復帰するには土下座しかないという話しになり、元々土下座教師をテーマにしたドラマ化を想定していたためドラマ化の際は田代氏に演じてもらえば復帰のきっかけになるという考えがあってのこと。
つまり田代氏の復帰のきっかけになるようにと、瀬戸発は田代まさし氏をモデルに描かれているのである。
板垣氏:俺、彼のファンだったんですよ。それがのぞきで何度目かの逮捕をされたとき、哀れだなと思って「この人は何をしたら復活できるだろう」って与太話してたんです。
そしたら彼に似合うのは土下座しかない。もともと抱いていた土下座教師のネタはドラマ化まで想定してたからね、田代氏に演じてもらえばいいんじゃないかとつながった。
ドラマの中で全国のお茶の間に向って土下座したら、彼が復活するきっかけになるんじゃないかって。
引用:コミックナタリー「謝男 シャーマン」1巻刊行、板垣恵介インタビュー
瀬戸発のモデルになった田代まさしから「大人の世界は土下座では解決できないことがある」という内容の手紙が獄中から送られてきたそうだが、雑誌『BREAK Max』の2011年9月号に掲載された書評家の吉田豪氏による板垣恵介氏のインタビューにて板垣氏は「大人の言うことじゃないよね」と田代まさしの苦言を一刀両断。