ガガントス

読み : ガガントス

「ガガントス」はショックを受けたり落ち込んだ時などに使う言葉。衝撃を表す効果音「ガーン」や「ガガーン」の派生的な言葉である。

「ガチャ100連したのに欲しいモンスター当たらなかった…ガガントス」とか、「20代なのに子供におじさんって言われた…ガガントス」とか、そういう風に使う。

ガガントスの意味-元ネタ

「ガガントス」は大久保篤のマンガ『ソールイーターノット!』が元ネタ。

死神武器専門学校、通称・死武専(しぶせん)に入学したつぐみは、窮屈な城を抜けだして庶民の世界を見に来たお姫様、アーニャ・ヘプバーンに出会う。アーニャを初めて見たつぐみは「綺麗な子だな~お姫様みたい」と思いアーニャに向かって手を振ってみたものの、アーニャに「プイッ」とそっぽを向かれた。その時のリアクションが「ガガントス」である。アニメ版でも同様のシーン(第1話)で「ガガントス」が初出。

「ガガントス」は『ソールイーターノット!』のオリジナルの効果音で、ネットでもちょいちょい使われている。「ガガントス」と発する時は、両手をパーにして前に突き出すのが基本スタイル。

「ガガントス」は11分10秒あたりから

黒髪の子が春鳥つぐみ、金髪の子がアーニャ・ヘプバーン、茶髪の子は多々音めめ

「ガガントス」は春鳥つぐみがショックを受けた時によく使われる表現だが、アーニャなど他のキャラが使うことも。

たとえば、つぐみはアーニャに「つぐみさんなんて庶っパイオッパイのくせにィ!!」と言われて「ガガントス」とショックを受けるやいなや、「いいじゃないですか…ペチャパイよりドチビの方が」と言い返し、アーニャはドチビと言われたことに対し「ガガントスです」とショックを受けた。「ガガントスです」と丁寧語をつけて表現するあたりはお嬢様のアーニャらしさが表れている。

※第3巻「ソウルイーターチョット 2」より。「庶っパイオッパイ」=「庶民サイズのオッパイ」

本作では「ガガントス」以外にもオリジナルの効果音が多く開発されている。たとえば水を汲む音を「チョプルンゲル」と表現したり、水を撒く音を「ピョ」と表現したり、ジロジロ見ることを「モルモル」と表現したり、とにかく効果音のオリジナリティが溢れている。

「えっへん」を「えっふん」としたり、「ゾロゾロ」を「ズロズロ」としたり、「きょろきょろ」を「きょるきょる」としたり、既存の効果音を少し変えて表現することも多い。「チョプルンゲル」は元が何かわからないが…。

ちなみに『ソールイーターノット!』は『ソウルイーター』の外伝作品で、死神武器職人専門学校(通称:死武専)に入学した春鳥つぐみを主人公に、ルームメイトの多々音めめとアーニャ・ヘプバーンの3人を中心にしたお話。時系列は本編の前年度にあたり、本編の主人公であるマカ=アルバーンをはじめ死武専の中心キャラも登場する。

《こちらのネタもどうぞ》

マンガ・アニメ・音楽・ネット用語・なんJ語・芸名などの元ネタ、由来、意味、語源を解説しています。

Twitter→@tan_e_tan