おいおい瞬殺だよ

読み : オイオイシュンサツダヨ

おいおい瞬殺だよの元ネタ

「おいおい瞬殺だよ」というフレーズは、マンガ『ヒナまつり』の主要人物、新田のセリフが元ネタである。

新田はヤクザだが面倒見がいい性格で、一緒に暮らしている超能力少女のヒナにいつも振り回されている。「おいおい瞬殺だよ」は、いかにもヤクザらしいセリフであるが、実際はヒナとゲームをしている時に言った言葉。

単行本では6巻の第三十二話「血と暴力と金に飢えた男」、アニメでは11話に登場する。

ヒナまつり 6巻 おいおい瞬殺だよ

真ん中の金髪が新田
ヒナまつり 5
※こちらのBlu-rayにはアニメ11話は収録されていません

ここからは、「おいおい瞬殺だよ」のシーンの解説。

テレビ局のドキュメンタリー番組でディレクターしている瀬田 大介は、ヒナが起こした組壊滅やビル爆破といった事件を新田の仕業と勘違いし、新田にドキュメンタリーの取材を申し込むことになった。瀬田は新田を武闘派のヤベえヤクザだと思っているので遺書まで用意。新田は瀬田におだてられ密着取材を承諾する。

ところが、いざ密着取材を開始すると、新田は足をケガしたヒナの送り迎えをするなど人の良さが垣間見え、女性関係についても特に女遊びはしていない様子で、そこには瀬田が想像していたようなヤベえヤクザの姿はなかった。

この話のオチを先に言ってしまうと、瀬田はなんとかして新田を武闘派に仕立て上げるため、なんでもない発言をヤベえヤクザに見えるように編集をし、捏造した内容で放送してしまったのだ。「おいおい瞬殺だよ」は捏造されたVTRで使われた発言のひとつ

以下、捏造されたVTRでのやりとり。

【捏造VTR】
「特集 現代のヤクザ〜血と暴力と金に飢えた男〜」

ー「そんな生き方では敵だらけになりませんか?
それでどうするんですか?」

新田:
(カメラに背を向けながら)
おいおい瞬殺だよ

このやり取りだけ見ると、敵ができても瞬殺すればいいという、いかにも武闘派のヤクザらしい発言に見えるが、実際は新田がヒナとゲームをしている時に発したもの。新田があまりにも弱くてすぐやられてしまったため、自虐で「おいおい瞬殺だよ」と言ったのである。

【実際のやり取り】
新田:

(ゲームをしていて)
おいおい瞬殺だよ

ヒナ:
「新田弱すぎ

これ以外にも、VTRでは新田のなんでもない発言が武闘派ヤクザに見えるように捏造されていた。それらの新田の姿は普段とあまりに乖離していたため、放送を観た新田の組の若頭や兄貴は面白がって、以下のようにナレーションを暗記して新田をバカにする。

兄貴:
「彼はもう戻れない」

若頭:
「この欲望にまみれた夜の中を 駆け抜けていくのだ」

若頭・兄貴:
「破滅するその時まで」

兄貴たちにバカにされて苛立った新田は、家でゲームばかりしているヒナに八つ当たりをするのも、「おいおい瞬殺だよ」と捏造VTRの新田の真似をされ、ヒナにもバカにされる。というのがこの話の最終的なオチ。

新田:
「いつもゲームばかりしやがって!
宿題とかしてんのか!」

ヒナ:
(新田の真似をしながら)
おいおい瞬殺だよ

新田:
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(無表情)」

ヒナに「おいおい瞬殺だよ」と言われた時の新田は、なんとも言えない複雑な表情をしている。その前の、若頭と兄貴がモノマネをしたナレーションのフレーズの面白さも相まって、ネットで使われるようになった。

「おいおい瞬殺だよ」は公式のLINEスタンプのアイキャッチに使われるなど、『ヒナまつり』を代表する名シーンとして認知されている。

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